【体験記②】「進路アドバイザー検定」テキストの書評・使いかた

「進路アドバイザー検定」は、テストに出題される問題の8割がテキストからの出題になるため、テキストは必ず購入する必要があります。

また、最新の教育事情を知るために、過去のテキストをメルカリやヤフオクで購入しないほうがいいと思います。

さっそくテキストが手元に届いたので、『進路アドバイザーのための基礎知識2019年度』についての、目次、具体的に何が書かれているのか、どこを覚えればいいのか、紹介します。

※過去問を1回解いてのテキスト書評になります。テキストには過去問は掲載されていません。別に過去問を購入する必要があります。

『進路アドバイザーのための基礎知識2020年度』の目次

特集:2020年注目の教育テーマ

第1領域:進路指導・キャリア教育に関する基礎知識

1-1、進路指導・キャリア教育の変容
1-2、進路指導・キャリア教育の必要性
1-3、普通科高校における進路指導・キャリア教育の現状
1-4、保護者の意識傾向
1-5、国が推進するキャリア教育・職業教育の各学校段階におけるポイント
1-6、進路指導・キャリア教育に関する法規など

第2領域:学校に関する基礎知識

1-1、大学・短期大学・専門学校の特色
1-2、入試制度
1-3、教育費および進学時の費用
1-4、奨学金制度・教育ローン制度
1-5、編入学制度・転入学制度
1-6、省庁等所管の学校
1-7、大学院
1-8、通信制の大学・短期大学

第3領域:職業に関する基礎知識

1-1、職業と適性の関係
1-2、職業と学問の関係
1-3、職業に関する資格
1-4、職業の現状と就職活動
1-5、企業の求める人材・選考基準
1-6、産業の現状

すべて読んでみて感じたこと

図、表や資料が全体の3~4割程度を占めているため、非常に読みやすいです。

その反面、これだけ「数字」が多いと覚えるのが大変だなという印象を受けました。

「進路アドバイザー検定」合格を目指していない、生徒、親や先生が進学の「最新事情を知るため」このテキストを読んでもいいと思います。進学についてアドバイスするために必要な基礎知識が収載されています。

教育に携わる仕事をしていても知らないことが多い

塾で教えている講師として、進学に関するアドバイザーとして、生徒たちにアドバイスしてきたので、テキストに書いてる内容は、ほとんど知っていると思って読み進めたのですが、実際はそう簡単なものではありません

ちなみに私の場合は、「大学進学」「短大進学」「専門学校進学」を目指している人を対象に指導、相談、講演をしています。

そのため、「職業」に関する基礎知識がほとんどありません。正直な話「専門学校を卒業してどのような資格を取得できるか」すべて知りませんでした。

例えば
  • はり師
  • きゅう師
  • 計測師

などの資格です。

また、「奨学金制度・教育ローン」「編入制度・転入制度」についても知ってはいましたが、具体的に説明するだけの知識がないことに気づかされました。

教育業界で働いている人はその分野の専門家が多い

大学進学を目指す生徒が多い高校で、指導者は大学進学についての知識は豊富ですが、専門学校や就職に関しての知識は乏しいことが多いです。

また、比較的裕福な家庭が通う学校で働いている場合は、奨学金制度・教育ローンを紹介する必要がないので、奨学金制度・教育ローンについての知識が乏しいです。

塾で働いている場合、「進学塾」「学習塾」「推薦、AO入試の対策塾」で大学、短大や専門学校などの入試に関する知識は豊富ですが、「職業」就職に関する分野についての知識は必要ないため、知らないことが多いと思います。

教育業界で働いているから、少し勉強すれば「進路アドバイザー検定」は合格できると思わない方がいいです。

ペンタマニア

注意

教員免許取得するために「進路指導」の講義を受けても、「進路アドバイザー検定」は合格できない。

 

・高校から大学までの教育費用
・大学、短大、専門学校の学校数

などは「進路指導」の講義では学びませんよね。

 

そのため、「進路アドバイザー検定」に合格するための勉強が必要になります。

テキストのどこを覚えればいいのか

  • 用語についてはすべて覚える
  • テキスト黒い太文字はすべて覚える
  • 人気な学科ベスト3など、図や表などの数字やランキング上位3位、下位3位はすべて覚える ※この項目が一番覚えるのが大変だと思われます。

用語の意味を理解することができない、書いてある内容が理解できないということはありません。

とにかく英単語のように、ひたすら暗記することが重要です。

ちなみに私は、過去問2回分を購入して出題されている問題をすべて暗記し、テキストにラインを引きました。

 

同じような傾向で問題が出題される可能性が高いからです。

ペンタマニア

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