なぜ制服を着なければいけないのか5つの理由

中学生や高校生のおそらく誰しもが一度は「なぜ制服を着なければいけないのか」と疑問を抱いたと思います。

よく制服を着る理由として

  • 貧富の格差をなくすため
  • 学校の風紀を乱れなくさせるため
と聞くことが多いですよね。

それ以外にも、「いじめ問題」「正解がないから制服継続」「制服産業」など、合計5つの理由を書いています。

できるだけ、いろいろな考えを踏まえながら、説明していますので何かしらの参考になれば幸いです。

ちなみに私は制服「賛成」でも「反対」でもありません。地域が学校により事情が異なるので、必ずしも賛成・反対と言い切ることができません。それほど難しい問題ですね!!

ペンタマニア

貧富の格差をなくすための制服

制服を着ると「なぜ貧富の格差をなくすことができるの?」と疑問に思いますよね。

ペンタマニア

そもそも制服は、明治12年(1879年)に学習院が制服を学校のユニフォームとして着るようになりました。その後に帝国大学=いまの東京大学などの旧帝大などが制服を着用するようになりました。

当時は制服は高く庶民では購入することができず、制服をを着ているのは、「お金持ち」「エリート」の象徴でしたので憧れる存在でした。

しかし、大正・昭和時代の前期になると国民の多くが進学するようになり、産業が発展して制服が簡単に作れるようになったことで、みんなが制服を着るようになりました。

「お金持ち」も「お金持ちでない人」も「平等」に制服を着るので、誰がお金持ちで誰がお金持ちではないのか隠すことができました。

これが良く言われる「貧富の格差をなくす」=誰がお金持ちか誰がお金持ちでないかを隠し、みんな同じ制服を着て「平等」な状態で学校に通うことができます。これが制服を着る1つの理由だと言われています。

私服による「いじめ問題」をどうするか

制服は学校から指定されたもの着るので、みんなが同じに見え多少アレンジしたとしても、見た目にたいした変化はありません。

しかし私服になるとどうでしょうか?

ペンタマニア

中学生や高校生になるとファッションに興味を持つ生徒が比較的に多くなりますよね。

お金を持っている家庭だと、ブランドの服や靴などを買ってあげる場合がありますが、お金を持っていない家庭だと、ブランドの服や靴などを買ってあげられません。

ここで服装に違いがでるわけですね。

みなさんはこのときに

  • 「あの子の服安物だよね~」
  • 「なんかいつも同じ服を着てるとね~」

など、いじめになるような発言をしないですか?

また、

  • 「ファッションセンスがないよね」
  • 「ダサい服」

などの理由で、その子をいじめるようなことをしませんか?

おそらくこの記事を読んでくれている人は、「決してそんなことはしない」と思うでしょう。

しかし、このような私服が原因でいじめが起きてしまったらどうしましょうか?

ペンタマニア

そうなんです。学校側(先生たち)からすると、少しでもいじめが起きるような要因や原因を減らしたいわけです。

だから私服ではなく制服を着た方がいいとう考え方になるわけです。

制服を着れば「平等」かもしれないが値段が高すぎる

平成29年11月29日公正取引委員会「公立中学校における制服の取引の実態に関する調査報告書」で制服の価格についての調査がされているのですが、

平成28年度

  • 男子制服3.2万円
  • 女子制服3.2万円

となっています。

ちなみに平成28年度のAOKIや青山など、スーツを安価な値段で売っている店では、就職活動するためのリクルートスーツや社会人1年目が着るスーツが1着1.2~1.5万円で売られているので、制服は約2倍ほど高いことになります。

制服で見た目を統一することで、貧富の格差をなくすことができるかもしれませんが、家庭への負担は増えています。

制服を着て学校の風紀を乱れなくさせる

「制服を着ると学校の風紀が乱れなくなる」という考え方があると思いますが、そもそも「学校の風紀とは何か」ですよね。

ペンタマニア

  • 学校の風紀とは、学校での規則(ルール)を守る生徒が多い状態のこと
  • 学校の風紀が乱れるとは、学校での規則(ルール)を守らない生徒が状態のこと

学校の風紀については学んだとこですが、だけど「なんで制服を着れば学校の風紀が乱れなくなる」のだよ?と思いますよね。

そもそも学校の規則(ルール)が正しいかは別として、学校が制服を着るのが規則(ルール)であるから、それを守りなさいと言っているわけです。

制服を着ないということは、その学校の規則(ルール)を守らないわけですから、守らない人が増えると学校は荒れやすくなります。ルールを守れない集団になってしまうからです。

もう少し大人びた言い方をすると、大人になり社会に出たときも守らなければいけないルールがあります。そのルールを守るための練習として、制服をきちんと着るのがルールになっているとも言えます。

ただし!!そもそも学校の規則(ルール)がおかしいことがいくつもある!!

ペンタマニア

例えば

  • 女子生徒はスカートしかはくことができない
  • 男子生徒はジャケットを着ないときはネクタイをする
  • 髪の毛を黒色に染めなければいけない
  • LGBTのことを何も考えていない
  • パンツの色まで指定あり

などです。どれも時代錯誤な規則(ルール)がですよね・・・

ここでも疑問を持った人がいると思います。「制服でなくても私服でも学校の風紀を乱れなくさせれる」=「私服でもルールを守るようにすれば制服を着なくもいいのでわ!?」と!!

制服でなく私服でも風紀を乱れなくさせることはできるが・・・

全国の中学や高校では、制服ではなく私服で登校してもいい学校がいくつもあります。

すべての学校に当てはまるわけではないですが、「制服がない学校は比較的に偏差値が高い」もしくは「民度が高い地域」の学校であることが多いです。

要するに学校から「私服で登校してもいいよ」と言われたときに、

例えば、

  • 男子生徒であれば「短パン・サンダル・TシャツにはFU〇Kなど不適切な文字」の服を着ない
  • 女子生徒であれば「極端に胸元が開いていたり・お尻が見えそうなほど短い短パンやスカート」は着ない

など、基本的には常識範囲内の服で登校してくれるからです。

もの凄く簡単に言ってしまうと、ある一定の常識があって普段からルールを守っている生徒が多い学校であれば、学校側も私たちの生徒はルールを守れるし常識あるから服装なんて好きにしていいとなります。

しかし、常識がない生徒が多いと規制(ルール)を作らないと、荒れた学校になってしまいます。だから残念ながら制服を着てもらおうとなってしまうわけです。

正解がないからいままでの制服を継続

「なぜ制服を着なければいけないのか」の理由にはなっていないかもしれませんが、中学・高校では制服を着る文化が続いているためです。

生徒、保護者(親)、教師、教育委員会、各都道府県の教育委員会が

  • 制服の方がいい!!
  • 私服の方がいい!!

とそれぞれの立場からそれぞれの意見があります。

しかし、どちらの意見が正しく、どちらの意見が正しくないわけではなく、どちらの意見も納得できる部分が多いわけです。

そのため、私服に絶対に変えなければい誰しもが納得する意見がないと、中学・高校では制服を着る文化が続いているから、とりあえずそのままでいいだろうという考えになってしまっているのも事実です。

制服産業の問題

※制服産業の項目は『東洋経済ONLINE』値上げ続く学校制服、知られざる業界「体質」2018年8月27日の記事を参考にして書いています。

記事のURL以下になります。https://toyokeizai.net/articles/-/234846?page=2

制服の製造業者と高校の癒着問題です。制服の約9割以上は日本で作られた国産の制服になります。

制服の製造業者は、高校から制服の依頼を受けたいがため、例えば高校の関係者を接待して「うちで制服を依頼してくれませんか」と持ち掛けるわけです。

高校の関係者も制服の業者から接待を受けて、飲んだり食べたり何かお土産をもらえるのであれば、制服をやめて私服にしようとは思わないわけです。なぜなら高校関係者は「おいしい思い」をできるわけですから。

※これは制服だけでなく、どの教科書を学校で使用するのか、どの靴を選ぶのか、どのイスや机を選ぶのかなどで、たびたび製造業者と学校の癒着問題が数年に一度ニュースになります。

まとめ

なぜ制服を着なければいけないのかを最後にまとめると
  1. 貧富の格差が見えなくなり「平等」になる
  2. いじめの原因や要因を減らすことができる
  3. 規則(ルール)を守ることを学ぶ役割がある
  4. いままでが制服で私服に絶対しなければ理由がないため
  5. 制服産業と高校関係者の癒着問題

どうでしょうか?なぜ制服を着なければいけないのか、についてこの記事を読み理解が深まれば幸いです。

この問題は何度も書いていますが、正解はないので1人1人考えることで何が変化が生まれるかもしれませんね。

ペンタマニア