「iPlay 60 mini Turbo」VS「iPlay 70 mini Ultra」比較 どっちがおすすめレビュー

ALLDOCUBE iPlay 60 mini Turboを約24000円で購入して4か月ほど使用し、iPlay 70 mini Ultraを初回セールで37999円で購入して12日ほど使用しました。

おそらくこの記事を読んでくださっている方は、 iPlay 60 mini TurboとiPlay 70 mini Ultraどちらを購入しようか迷っている方が多いのではないしょうか。

価格差が13999~18999円ほどありますが、この価格差を踏まえてiPlay 60 mini TurboとiPlay 70 mini Ultra、それぞれどのような特徴があるのか比較しながら詳しく説明していきます。

ペンタマニア
ペンタマニア

何かしらの参考になれば幸いです。

基本的な性能はすべてiPlay 70 mini Ultraが勝っている

antutuスコア 60 mini Turbo 約54万点 VS 70 mini Ultra 約134万点

iPlay 60 mini Turbo(左)iPlay 70 mini Ultra(右)

・iPlay 60 mini Turbo:Snapdragon 6 Gen1
・iPlay 70 mini Ultra:Snapdragon 7+ Gen 3

iPlay 60 mini TurboよりもiPlay 70 mini Ultraの方がantutuスコアで見ると性能が2.3倍ほど高いです。

実際に使っていると、ブラウジングするときの表示速度はiPlay 70 mini Ultraの方がワンテンポ速いです。Xにおいても下にスクロールしたとき、画像の読み込みがワンテンポ速いです。

ただブラウジング、X、youtubeの表示速度の違いはあくまでワンテンポ速いか遅いかなので、iPlay 60 mini Turboでもそこまでストレスは感じません。

メモリー 60 mini Turbo 8GB VS 70 mini Ultra 12GB

・iPlay 60 mini Turbo:8GB+仮想メモリー(8GB)
・iPlay 70 mini Ultra:12GB+仮想メモリー(8GB)

ブラウジング、SNSやyoutubeなど普段使いで使用するのであれば、iPlay 60 mini Turboのメモリー8GBで不便に感じたことはありません。ただ複数のゲームを起動している状況で、ブラウジングすると少しモタツクことがあります。

iPlay 70 mini Ultraのメモリーは12GBで、複数ゲームを起動している状況でブラウジングやSNSアプリを開いたとしてもモタツクことはないですし、まだメモリーに余裕があるなという感じです。

冒頭でも書きましたが、ゲームしないのであれば8GBあれば快適に使えます。

内部ストレージ 60 mini Turbo 128GB VS 70 mini Ultra 256GB

iPlay 60 mini Turbo(左)iPlay 70 mini Ultra(右)

・iPlay 60 mini Turbo:128GB micro sd 512GBまで
・iPlay 70 mini Ultra:256GB micro sd 1TBまで

使い方にもよりますが、iPlay 60 mini Turboのストレージ128GBだと少し容量が少ないと感じます。

必要になる基本的なアプリ、電子書籍、オフライン動画、ゲームを2つぐらいダウンロードするとストレージの80%ほど使用してしまいます。

micro sdが使えるため、そこまで気にしなくてもいいのですが、micro sd経由だと読み込みや書き込み速度が遅くなるため、そこに関しては我慢しなくてはなりません。

iPlay 70 mini Ultraのストレージ容量は256GBなため、30GBほど必要とするゲームを3つほどダウンロードしてもストレージに余裕があります。いまのところ容量が足りなくて困ったことはありません。

ディスプレイ

ディスプレイの発色はどちらも良い

iPlay 60 mini Turbo(左)iPlay 70 mini Ultra(右)

iPlay 60 mini TurboもiPlay 70 mini Ultraもディスプレイの発色はとてもいいです。正直どちらがいいのか判断できません。

視野角も広いですし、ごろ寝しながら動画を視聴したとき見にくいなと感じることはありません。

解像度の違いで iPlay 70 mini Ultraの方がきれいに見える

iPlay 60 mini Turbo(左)iPlay 70 mini Ultra(右)

・iPlay 60 mini Turbo解像度:1920×1200
・iPlay 70 mini Ultra解像度:2560×1600

ディスプレイの発色はそこまで違いはないのですが、解像度が違うことでiPlay 70 mini Ultraの方が明らかにきれいに見えます。(※写真だとわかりにくいのですが、肉眼だとiPlay 70 mini Ultraの方が良く見えます)

iPlay 60 mini Turbo解像度は1920×1200で、いまスマホでも2400×1080あるため、8インチのタブレットで1920×1200だと、ぼやけてはないのですが、輪郭のくっきり感がないように感じます。

対してiPlay 70 mini Ultra解像度は2560×1600で、比較するとはっきりとこちらの方がよく見えます。

ブラウジングや電子書籍を読んでいるときは、そこまで気にならないのです。ただ動画やゲームをするときは映像のきれいさが重要になってくるため、よりきめ細やかな解像度のiPlay 70 mini Ultraの方が良く見えます。

リフレッシュレート 60 mini Turbo 60Hz VS 70 mini Ultra 144Hz

iPlay 70 mini Ultraはリフレッシュレートを選択可能

・iPlay 60 mini Turbo:60Hz
・iPlay 70 mini Ultra:144Hz

iPlay 60 mini Turboはリフレッシュレート60Hzなため、スクロールするときにかなり残像感があります。

いまはスマホでも最低リフレッシュレートが90Hzほどはあるため、60Hzしかないのはかなり厳しいです。違和感を感じる人か昔よりも多いと思います。

ただ電子書籍を読むときには、リフレッシュレートはそこまで影響しませんし、動画サイトも60Hzでしか再生されない場合もありますので、使い方しだいでは60Hzでも問題ないかなとは思います。

対してiPlay 70 mini Ultraはリフレッシュレートが144Hzあるために、スクロールしたときの残像感はないですし、激しく動くゲームでも残像感はありません。

8インチタブレットではiPlay 60 mini TurboもiPlay 70 mini Ultraも問題なく普段使いできるため、タブレットの使用頻度が上がるからこそ、リフレッシュレートがより気になります。

サイズ

サイズ 60 mini Turbo 8.4インチ VS 70 mini Ultra 8.8インチ

・iPlay 60 mini Turbo:ディスプレイサイズ8.4インチ
・iPlay 70 mini Ultra:ディスプレイサイズ8.8インチ

iPlay 60 mini Turboのディスプレイサイズ8.4インチ、iPlay 70 mini Ultraは8.8インチでその差は0.4インチですが、なぜかyoutubeやゲームをしたときiPlay 70 mini Ultraの方が迫力を感じます。

これだけ読むとiPlay 70 mini Ultraの方が良いと思うかもしれまんせが、持ちやすさのことを考えると単純にiPlay 70 mini Ultraの方が良いとは言えなくなります。

人にもよると思うのですが、縦に持ったときにしっくりくるのは8.4インチのiPlay 60 mini Turboです。iPlay 70 mini Ultraは少し大きいかなと感じてしまいます。

ペンタマニア
ペンタマニア

ゲームや動画は8.8インチの迫力あるiPlay 70 mini Ultraを使用したいが、電子書籍を読むときや電車などで立って使用するときは、手にしっくりくるiPlay 60 mini Turboを使用したいというのが本音です。

音質は圧倒的にiPlay 70 mini Ultra

iPlay 70 mini Ultra dts設定メニュー

iPlay 60 mini TurboもiPlay 70 mini Ultraもステレオタイプなので音に臨場感はあります。

しかし、音質にはかなり差がありiPlay 70 mini Ultraはdtsを搭載しているため、ステレオサウンド設定、グラフィックイコライザー、音楽・映画テレビ・ゲームに適した音質を設定することができます。

iPlay 70 mini Ultraは中音域と高音域は満足できるのですが、低音域が少し弱いかなと感じてしまいます。ただグラフィックイコライザー、音楽・映画テレビ・ゲームに適した設定をすれば、低音域もしっかりでるため満足できます。

対してiPlay 60 mini Turboは音質を設定するアプリはインストールされておらず、iPlay 70 mini Ultraと比較するとスピーカーの質があまりにも違うのか、音域の問題の前にそもそも音がこもって聞こえます。

外部アプリのイコライザーで調整できるか試してみたのですが、iPlay 70 mini Ultraと同じような音質にはなりませんでした。

充電する位置

iPlay 60 mini Turbo(手前)iPlay 70 mini Ultra(奥)

ALLDOCUBEは8インチタブレットを発売した当初から、なぜか充電する位置が真ん中から少しずれていました。

iPlay 60 mini Turboも同様に真ん中から少しずれています。しかしiPlay 70 mini Ultraは位置が変更され真ん中になっています。

充電する位置が中央になったことで、USB-Cに直接さしこむタイプのゲームコントローラーを使用しやすくなりました。

ゲームするならiPlay 70 mini Ultraの1択

iPlay 70 mini Ultraはゲームモードを搭載

iPlay 70 mini Ultra ゲームモード

Xiaomi、Xperia、Lenovoと比較すると、iPlay 70 mini Ultraのゲームモードは充実していませんが、必要最低限の機能は備わっています。

パフォーマンスモード、通知の遮断、ジェスチャーの遮断になります。

ちなみにiPlay 60 mini Turboは設定項目にゲームモードはありませんので、何か設定することができません。

ウマ娘

iPlay 60 mini Turbo(左)iPlay 70 mini Ultra(右)

iPlay 60 mini TurboもiPlay 70 mini Ultraもウマ娘をプレイはできますが、プレイしたときの快適さには天と地の差があります。

ウマ娘はデーターを一括ダウンロードした状態でプレイしているのですが、読み込み速度と次のシーンの移行が圧倒的に、iPlay 70 mini Ultraの方が速く快適にプレイできます。

1日1人は育成しないとジェルがもらえないため、時間がないとき次のシーンへの移行が速いのは助かります。

マインクラフト

iPlay 70 mini Ultra

マインクラフトはiPlay 60 mini Turbo・iPlay 70 mini Ultra共に快適にプレイすることができます。

正直あまり差がなく、iPlay 70 mini Ultraの方がディスプレイサイズが8.8インチと大きいため没入感があり、ディスプレイの解像度が高いため綺麗に見えます。

Socの性能というよりも、ディスプレイのサイズや質でiPlay 70 mini Ultraの方が良いとは感じます。

スマホと違ってディスプレイのサイズが大きいためコントローラーは必須だと思います。

カイロソフト

iPlay 60 mini Turbo(左)iPlay 70 mini Ultra(右)

カイロソフトもiPlay 60 mini Turbo・iPlay 70 mini Ultra共に快適にプレイすることができます。

そこまでスペックを求めるゲームではないので、どちらでプレイしてもあまり違いを感じません。

Real race3

iPlay 60 mini Turbo(左)iPlay 70 mini Ultra(右)

Real race3はiPlay 60 mini Turbo・iPlay 70 mini Ultra共に快適にプレイすることができます。

しかし、iPlay 60 mini Turboのリフレッシュレート60Hz、iPlay 70 mini Ultraのリフレッシュレート144HzでReal race3の最高リフレッシュレートは120Hzです。

高速カーブが連続する場所や車内視点でレースしたとき、あきらかにリフレッシュレートが高いiPlay 70 mini Ultraの方が、スムーズな動きをしており残像感がなく、高いレベルでプレイすることができます。

iPlay 60 mini Turbo(奥)iPlay 70 mini Ultra(手前)

写真だと伝わりにくいと思うのですが、肉眼で見るとreal rece3は画素数の違いが顕著に表れています。iPlay 70 mini Ultraは物の輪郭がなめらかに見えるため、全体をパット見たときにはっきり綺麗だなと感じます。

アイドル・ロマンス系ゲーム

iPlay 70 mini Ultra

イケメン悪魔を調教・イケメン王子・ひなこい・さくこい、などいわゆるアイドル系・ロマンス系のゲームは、そこまで高いスペックを必要としないため、iPlay 60 mini Turbo・iPlay 70 mini Ultra共に快適にプレイすることはできます。

1つ感動したことがありまして、いままでアイドル系・ロマンス系ゲームはスマホの小さな画面でしかプレイしたことがないのですが、8インチのタブレットでプレイすると、いわゆる推しが大きく見えてなぜか感動しました。

さらにiPlay 70 mini Ultraだとディスプレイ質と画素数が高いために、ものすごく綺麗な推しを大画面で見ることができます。これは購入する前はあまり期待というか、何も変わらないだろうなと思っていたのですが、思った以上に感動しました。

ちなみにiPlay 60 mini Turboだと、画素数の問題なのかiPlay 70 mini Ultraと比較すると荒く見えます。

原神

iPlay 70 mini Ultra

原神の良さはストーリーなのは言うまでもないのですが、高画質のグラフィックと音楽がさらにゲームに没入感をもたらしてくれます。

iPlay 60 mini Turboは高画質設定でもプレイできますが、現実的に遊べるのは低画質~中画質です。高画質だと攻撃するときカクツキがでます。あとリフレッシュレートの問題で、ジャンプしたときに残像感がすごいです。

正直この設定では、原神の良さを感じることができず遊びたいとは思いませんでした。

iPlay 70 mini Ultraは、最高画質設定で30分プレイして平均55FPSでした。この質でプレイできるのであれば満足できます。

ただ弱点もありましてかなり発熱します。カバーをつけてプレイするとあまり感じないのですが、カバーなしでプレイするとかなり熱くなります。長時間プレイするときは小型扇風機など冷却装置が必要になります。

最高画質でなく高画質設定であれば、発熱もそこまでしないため長めにプレイしても、端末に負担がかからないと思います。

Steam Link

iPlay 70 mini Ultra

iPlay 60 mini Turbo・iPlay 70 mini Ultra共にSteam Linkを使用してゲームをプレイすることは可能です。

Socの性能的にはどちらも問題ないのですが、iPlay 70 mini Ultraの方がディスプレイの質と画素数が高いため、快適にプレイできているように感じます。通信環境にもよりますがラグや遅延などは感じませんでした。

とくにコントローラーが使えるゲームとの相性は良くプレイしやすいです。

「ゲームが快適に動く」から「ゲームを快適な環境で」

ゲーム項目を読んでいただき、お気づきの方も多いと思いますが、iPlay 60 mini Turboでもだいぶ快適にプレイできるゲームは多いです。

iPlay 70 mini Ultraは快適にプレイできるのは当たりまえで、さらに高リフレッシュレートやディスプレイの質で、快適な環境で快適にプレイすることができます。

やはりゲームをするのであれば、iPlay 70 mini Ultra一択だと思います。

カメラ性能はどっこいどっこい

どちらもカメラはお世辞にも良いとは言えないです。

メモ、QRコード、Googleレンズで使用できる程度で、写真を撮りたいとは思いませんでした。

iPlay 60 mini Turbo と iPlay 70 mini Ultra にない機能

  • 指紋認証・顔認証
  • Simカード
  • GPS

指紋認証・顔認証がないのは絶望的で、使用頻度が増えるからこそ、毎回毎回パスワードを入力するのはストレスです。

Simカードは使えないため外出先ではテザリングを必要とします。

GPS機能は搭載していないため、カーナビとしては使用できませんし、位置情報アプリを必要とするポケモンGoなどはプレイすることができません。

基本性能

iPlay 60 mini TurboiPlay 70 mini Ultra
SocSnapdragon 6Gen1Snapdragon 7+ Gen 3
メモリー8GB+仮想8GB12GB+仮想8GB
ストレージ128GB256GB
解像度8.4インチ(1920×1200)8.8インチ(2560×1600)
バッテリー容量5500mAh7300mAh
SIMカード・GPSなしなし
PD18W20W
重さ約320g約335g
外部出力

個人的な感想

iPlay 70 mini UltraはiPlay 60 mini Turboのアップグレード版だと考えています。

些細な違いはありますが、基本的にできること(Soc、メモリー、リフレッシュレート)はより快適に、できないこと(sim、GPS、指紋認証)はできないままです。

個人的にはiPlay 70 mini Ultraを購入して良かったなとは思っています。メインで使用しているPixel8よりもゲームやブラウジングの速度は速いですし、Poco x7 proと速さはほぼ同じなため、使用する頻度は格段にあがりました。

iPlay 60 mini Turbo iPlay 70 mini Ultra の価格差をどう考えるか

iPlay 60 mini Turboは約24000円、iPlay 70 mini Ultraは初回購入セールで37999円で定価42999円(※定価は情報が錯綜しています)価格差が13999~18999円ほどあります。

ここからはあくまで個人的な意見になりますが、電子書籍を読む、サブ端末としての動画視聴をメインとして使うのであれば、価格の安いiPlay 60 mini Turboでも満足できると思います。

サブ機として使用するのが目的で、ゲームはあまりせず、使用頻度がそこまで高くないのであれば、iPlay 70 mini Ultraはオーバースペックになると思います。

ゲーム、リフレッシュレートによる残像感、メイン端末としての動画視聴、音質のことを考えると、iPlay 60 mini TurboよりもiPlay 70 mini Ultraは13999~18999円高いですが、これだけ快適に使えるのであれば、価格に見合っておりコストパフォーマンスは高いと感じます。

仮にiPlay 70 mini Ultraが49000円~54000円するのであれば、少し高いからiPlay 60 mini Turbo約24000円でもいいかなと妥協できます。

ただ初回購入セールで37999円で定価42999円だと、性能差のことを考えるとiPlay 60 mini Turboよりもコストパフォーマンスがかなり高い、iPlay 70 mini Ultra一択になるのかな個人的には思ってしましす。

※iPlay 70 mini Ultraは在庫不足のため記事を書いている段階で再販されていません。

ペンタマニア
ペンタマニア

何か追記することがあれば追記する予定です。