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第4世代「Haswell」で初めて自作パソコンを組み立て、Core i3-4130からCore i5-4570そしてCore i7-4770へとアップグレードしてきました。
Core i7-4770には満足していたのですが、M.2SSDが使えなかったり、DDR4のメモリーが使えなかったりと不便を感じていたので、第10世代で自作パソコンを組み立て、そのとき購入したのがCore i3-10100になります。
Core i3-10100とCore i7-4770を数値的に比較し、実際のところ体感的な部分でどうなのか、ゲームをしたときどうなのかを紹介したいと思います。
またCore i3-10100とCore i7-4770のどちらかを購入するときには、CPU性能が購入する決め手とはならず、周辺パーツで決まることについても少し説明したいと思います。
私もかなり迷い、最終的にCore i7 4770からCore i3-10100にアップグレードしました。
ペンタマニア
Core i3-10100とCore i7-4770スペック比較
Core i3-10100 | Core i7-4770 | |
クロック周波数 | 3.6GHz | 3.4GHz |
全コアターボ | 4.1Ghz | 3.6GHz |
コア数 | 4コア8スレッド | 4コア8スレッド |
オーバークロック | ✕ | ✕ |
CPU内グラボ | Graphics630 | Graphics4600 |
RAM | DDR4 | DDR3 |
最大メモリー | 128GB | 32GB |
ソケット | LGA1200 | LGA1150 |
電力 | 65W | 84W |
Core i3-10100は新品税込み約13000円で購入することができます。私は秋葉原で安くなるタイミングを狙って11000円で購入しました。
Core i7-4770はメルカリやヤフオクで、中古税込み価格8000~120000円で購入すことができます。
Core i3-10100がCore i7-4770より優れているところ
- クロック周波数が0.2GHz高い
- 全コアターボ数の周波数が0.5Ghz高い
- DDR4のメモリーを使用することができる
- 使用電力が19W低い
性能面ではCore i3-10100が、ほぼすべての項目でCore i7-4770を上回っています。
Core i7-4770がCore i3-10100より優れているところ
- 中古ではあるが安く購入することができる
- Core i7-4770に対応したマザーボードやメモリーを安く購入することができる
第4世代CPU「Haswell」は10年前に発売されていますので中古で安く購入でき、さらに周辺パーツも安く購入することができます。
Core i3-10100とCore i7-4770の性能を数値比較
CPU型番 | 性能目安 |
Core i7-10700 | 3500 |
Core i3-10100 | 1800 |
Core i7-7700 | 1710 |
Core i7-6700 | 1610 |
Core i7-4770 | 1400 |
CPUの性能を数値化して比較しているサイトはいくつかありますが、私はドスパラの「インテルCPU性能比較」のページを参考にすることが多いです。
※Core 2 Duo E6300を基準100とした数値になっています。
Core i3-10100はCore i7-4770りも400ほど数値が高く、2017年に発売されたハイエンドCPUのCore i7-7700よりも数値的に上回っています。
ここ数年での技術革新は本当に凄いと思います。数年前のCore i7の数値を最新のCore i3が超えてしまうのですから!!
余談にはなりますが、最近スマートフォンのCPU革新も凄いですよね。2~3年前のハイエンドモデルのCPU性能を、現在のミドルモデルのスマートフォンが性能を上回ってしまうのですから‼
ペンタマニア
Core i3-10100とCore i7-4770のベンチマーク比較
CPUを購入する前にはベンチマークを測定することはできないので、Youtubeで【Core i3-10100 VS Core i7-4770】で検索しました。
この【〇〇VS〇〇】の方法で検索すると、さまざまなゲームでのベンチマークでどちらのCPUの方が優秀なのかを知ることができます。
ほとんどの動画は日本人が作成したのではなく、外国人が作成した動画になりますので英語です。しかし、見ればわかるので特に問題はないです。
グラフィックボードもこの【〇〇VS〇〇】の方法で検索すると簡単に比較することができます。
参考にしたyoutubeの動画を掲載しておきます。
※Core i7-4770の動画はなくCore i7-4770Kとの比較なので注意してください。
Core i3-10100とCore i7-4770は体感的に違いがあるのか
結論から先に述べますと、Core i3-10100を使用してゲームをしている方が映像がスムーズに感じ、動画編集時間も少しだけ短くて済みます。
不思議なのですが、バトルフィールド5、Rust、The Witcher3などの重たいゲームをしたとき、CPUの使用率はCore i7-4770の方がCore i3-10100よりも約10~15%低いです。
しかし、Core i7-4770よりもCore i3-10100の方がFPSの数値が10~20FPSほど高くなります。
グラボは同じGTX1660SUPERを使用しているのですが、やはり最新CPUの方がグラボとの互換性(相性がよく)、高いパフォーマンスを引き出してくれているのだと思います。
CPUの性能が購入する決め手とはならない
CPUの性能は、Core i3-10100の方が全体的に少し高いのは間違いありません。これは数値的にも体感的にもです。
しかし、これはあくまで「少し」なんです。そこまで大差をつけての性能の差はありません。
そうなると冒頭でも少し書きましたが、Core i3-10100とCore i7-4770のどちらを購入するかの決め手は、CPUの性能ではなく「CPUのソケット、メモリー、M.2SSD」などのほかのパーツによって決まると思います。
CPUのソケット
Core i7-4770のソケットはLGA1150になります。LGA1150を搭載したマザーボードは中古で安く購入することができますが、Core i7-4770よりも性能の高いCPUはCore i7-4770KやCore i7-4790など少しで、CPUの大幅なアップグレードをすることができません。
それに対してCore i3-10100は、最新のLGA1200ソケットのため将来性があります。数年たったときにCore i7 10700(Core i3-10100の約2倍の性能)を中古で購入してアップグレードすることができます。
メモリーDDR4かDDR3
Core i7-4770はDDR3メモリーを使用することになり、Core i3-10100はDDR4メモリーを使用することになります。
メモリーの速度は少し遅いけど中古で安いDDR3を購入したいのか、少し高いけど速度が早いDDR4を購入したいのか。
M.2SSDを搭載するかしないか
M.2SSDは、直接マザーボードに差し込むことができるSSDなので、転送速度が普通のSSDの約5~6倍です。これを使いたいか使いたくないかです。
Core i7-4770はソケットLGA1150のマザーボードを使用しなくてはいけないのですが、M.2SSDが使用できるのは上位のマザーボードだけです。中古で安く購入することができるかもしれませんが、数が出回っていないので入手が困難です。
Core i3-10100のソケットLGA1200のマザーボードは、一番安いモデルのマザーボードでもM.2SSDを搭載することができます。
まとめ
Core i3-10100とCore i7-4770では、Core i3-10100の方が少しだけゲームでのFPSの数値が高く、ゲームや編集してもストレスを感じない。
私の場合は、最新のマザーボードとDDR4メモリーの価格が安くなっていたこと、将来的にCPUのアップグレードしたい、M.2SSDを使用したいという目的で新しいパソコンを自作しました。
- とにかく安く中古のパソコンを購入もしくは自作したいのであれば、中古市場にパーツが出回っているCore i7-4770を選択
- 最新のパーツや機能をがあるパソコンを使いたい、今後のことを考えCPUのアップグレードを考えるのであれば、Core i3-10100を選択
という考え方でCore i3-10100かCore i7-4770を選択してみてはどうでしょうか。
第10世代CPUのCore i3-10100を使用しての自作パソコンの記事もありますので、気になる方は読んでみてください。
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