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大学入試がひと段落し、4月から大学生活がはじまるとけど、入学する前に「何か勉強したほうがいいのか」悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
実は大学に入学する前に、勉強しておいた方がいい場合(大学生活を楽しめる)と、勉強しない方がいい場合(大学生活の楽しみが減る)があります。
4月から大学生活がはじめる前に、何を勉強すればいいのか紹介します。
ペンタマニア
入学前に講義の予習をしていいのか
まず最初に先を見越して、経済学部なら「経済学の本」、政治学部なら「政治学の本」、理工学部なら「電子工学・物理の本」と各専門分野の基礎となる本を読み予習しようと考えると思います。
これにはメリットとデメリットがありますので、それぞれ説明していきます。
メリット
当然ですが予習をするので、大学の講義を聞けば「ここは知ってる知ってる」となり、講義の内容が解らないということを、避けることができます。
そして、予習をすれば講義を聞くのが復習みたいなものなので、学期末テスト前にそこまで勉強をしなくても、高得点を取ることができます。
ちなみに大学の期末テストは、論述する場合(文章を書く)が多いので、選択問題や穴埋め問題は少ないです。
デメリット
大学では教科書はなく、何を教えるかは担当する先生の自由で、教科書となる本も先生が指定します。
1年生で学ぶ基礎科目の講義に関しては、どの大学でもほとんど同じような内容を教えるのですが、先生によって多少教える内容が違ったり、どこをより重要視して教えるのか変わってきます。
そのため予習をしたのに、あれ「この内容教えないの」「ここ飛ばすの」となる可能性があります。
予習したことは無駄にはならないですが、予習して講義をスムーズに聞くという目的は果たせない可能性があります。
予習してしまったことで、講義に新鮮さを感じることができなかる可能性があります。
実はこれは実体験で、大学入学前に本を読んで講義に挑んだのですが、まったく講義を聞いてもつまらなかったです。
ペンタマニア
「これも知ってる」「これも知ってる」と新鮮さがゼロなんです。
そのため大学の講義で、新鮮さを感じたい人は、あまり予習をしないほうがいいかもしれません。
どのように予習の本を選べばいいか
大学から時間割やシラバスが配布されていない場合は、「〇〇大学シラバス」で検索すると、去年の各講義でどのような教科書・参考書を使用していたのか見ることができます。
もしそこに教科書や参考書などが書かれていない場合は、有斐閣が出版している「有斐閣アルマシリーズ」から、自分が読みたい本を選ぶことをおすすめします。
有斐閣シリーズは、各学問を知るための入門書となっています。文系・理系・医学と幅広く取り扱っています。
新品を買わなくてもいいので、メルカリやブックオフなど中古で購入してもいいですし、地元の図書館で本を借りてもいいと思います。
やはり「英語」を勉強すべし
英語と聞くと「またかよ」「けっきょく英語なんですね」と思った人が多いのではないでしょうか。
大学の学部や学科により違いはありますが、1年生の基礎科目で必ず英語はあり、週1回~3回ほど講義を受ける必要があります。
特に文系の学部では、偏差値が高い大学になるほど、外国人講師によるオーラルコミュニケーションの講義があります。
要するに、英語を聞いたり話したり書いたりをある程度できないと、講義が始まってから苦労することになります。
英語ある程度得意な人はいいのですが、英語ができない人は、最低でもセンター試験や大学共通テストが7割もしくは英検準2級程度の英語力はあったほうがいいです。やらないと大学に入学してからも1~2年間英語で大変苦労することになります。
大学入学前の時間があるときに、英語を勉強することをお勧めします。
ペンタマニア
英語の資格を取得すれば単位が取得できる
大学では「15回の講義に出席+期末テストの成績=2単位」を取得することができます。
学部や学科にもよりますが、卒業するためには最低でも124単位を取得しなくてはいけません。
単位について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。
大学を卒業するために必要な【単位数・授業時間】についてこの単位を講義に出席しなくても取得できる方法があります。それがTOEFL・TOEIC・英検など検定を取得することです。
ある基準点を超えていれば、講義に出席しなくても2単位を取得することができます。
大学入学前に、TOEFL・TOEIC・英検の資格取得を目指す勉強をしても、損はないと思います。
英語の試験以外にも、簿記2級・通関士・行政書士などの資格でも単位を取得することができます。
※大学によりどの資格が単位として認定されるのか、どの資格を取得すれば、もしくはなんて以上取得すれば、単位が取得できるのか必ず確認してください。
大学の予習よりも高校の復習をすべし
大学での講義は、高校で勉強してきたことを前提におこなわれます。
例えば、法学や政治学を学ぶときには、歴史や公民を学んだことを前提に講義は進行します。また、統計学を学ぶときに、高校までに習う公式を使えることが前提で講義が進行していきます。
もし「勉強しなかった・・・」「してこなかった・・・」人は、大学で講義を受けたときに、高校の復習+大学で新しく学んだこと2つを同時に、勉強しなくてはいけなくなります。
すべての科目を完璧にする必要はないですが、これから学ぶ学部に関連する科目については勉強しておくことをお勧めします。
自分の立ち位置を理解して復習する
同じ大学の同じ学部でも学生の学力には差があります。
- K大学を第1志望にして高得点で入学した人
- K大学を第1志望にして入学できる点数ギリギリで入学した人
- K大学よりも上位のT大学を落ちてしまい第2志望で入学した人
まれにあるケースですが、入試で実力以上の力を発揮して第1志望の大学に入学できたけど、周囲のレベルが高すぎて講義についていけないパターンが最悪です。
周囲は講義は簡単だと言っているのに、自分だけ講義の内容が難しくてついていけないこともあります。
自分自身がどの位置にいるのか把握して、周囲よりも勉強ができてないかもと思った場合は、高校の復習を少し多めにしときましょう。
さいごにまとめ
大学の講義が始まると、そこまで難しくなく拍子抜けすることが多いと言われています。
なぜなら、大学1年生の講義では半分以上が基礎科目となるためです。高校の勉強がある程度できていれば苦労しません。
大学に入学する前に学力を上げるのでなく、学力を維持するために勉強することをお勧めします。
ただし、高校までの勉強ができていない人は、大学の学部に関連する科目は、必ず復習しておきましょう。
もし大学入学前に、新たなに何か挑戦したいのであれば、英語!英語!!英語!!!です。大学で単位が取得できるTOEFL・TOEICにチャレンジすることをおすすめします。
これ以外にも、「簿記を取得したい」「行政書士になりたい」と目的がはっきりしている人は、目標に向かって大学入学前から勉強してみましょう。英語にこだわる必要はないです。
大学生活は長いようで短いので、有意義な時間を過ごしてください。