【長期レビュー】Xiaomi 11T Proのメリット・デメリット

Xiaomi 11T Proを2022年6月に購入し、メイン機種として約1年使用してきましたので、長期レビューによるXiaomi 11T Proのメリット・デメリットについてまとめましたので、これから購入を考えている、みなさんの参考になれば幸いです。

最初に「メリット」、次に「デメリット」、次に「どちらとも言えない」「判断が難しい」、「さいごに」の順番で記事を構成しています。

メリット

120Wの急速充電

Xiaomi 11T Proのメリットはいくつもあるのですが、その中でも120Wの急速充電は普段使いしてるからこそ、一番最初にメリットとして取り上げたいです。

Xiaomi 11T Proは5000mAhで120W充電すると約17分で満充電され、夜に充電するのを忘れていても、朝に充電すれは満充電されます。

ペンタマニア
ペンタマニア

特に120Wの恩恵を受けたと感じたのは、出張や旅行など外出したときです。

朝からグーグルマップ(カーナビ)やブラウジングで使用して、youtubeを見たり、休憩時間にゲームをしたりしていると、さすがに18時ぐらいにはバッテリーの残量が20%ぐらいになってしまいます。

そのときに新幹線、空港ラウンジやカフェなどで充電したときに、17分で満充電になります。

もちろんバッテリーも持ち歩いているのですが、短時間でフル充電できるのは本当に助かります。

またアダプター・ケーブを別売りで購入しようとすると約8000円ぐらいするのですが、それが最初から同梱しているのはありがたいです。

ただ250gと少しアダプターとしては重いのは残念です。

※xiaomiの急速充電は独自規格なので、xiaomi専用のアダプターでないと120Wの急速充電はできませんので、使用するとは純正品が必要になります。

指紋認証と顔認認証

これはXiaomi 11T Proというよりもxiaomi製品全般にいえることなのですが、指紋認証と顔認証が本当に早いです。

遅延なく承認してくれるので本当にストレスがないです。

pixel6aやpixel7よりも認証速度は早いです。

スマホをヘビーに使う人ほど、1日におけるスマホ認証回数は増えると思いますので、この認証するスピードの要素はかなり重要になってきます。

ペンタマニア
ペンタマニア

ちなみにみなさんご存じかもしれませんが、Xiaomi 11T Proに限らず、指紋認証や顔認証を登録するときに、同じ指でも2回登録して顔認証も2回ほど登録しておくと、認証されないケースが減りますので試してみてください。

リフレッシュレートが120Hz

リフレッシュ・レートとは、ディスプレーに1秒間に何回新しい画像を更新しているかになります。

この1秒間に表示できる画像の更新が多いほど、画面を見たときに映像のなめらかさを感じることができます。

  • Xiaomi 11T Proはリフレッシュレートが120Hzなので1秒間に120回画面を更新しています。
  • Pixel7はリフレッシュレートが90Hzなので1秒間に90回画面を更新しています。
  • iphone13はリフレッシュレートが60Hzなので1秒間に60回の画面を更新しています。

Xiaomi 11T Proは120Hzなので、ツイッターやブラウジングで下にスクロールしたときに、残像感が少ないので長時間スマホを使っていても、目が疲れにくくなりました。

ペンタマニア
ペンタマニア

もちろん個人差はあると思いますが、これをきっかけに私はデスクトップのモニターも144hzに対応しているものに交換しました。

余談ですが、一度120Hzを体験してしまうとなかなか60Hzには戻れないです。ただ90Hzと120Hzには違いをあまり感じません。

ハイエンド級の性能

Xiaomi 11T Proが発売されたのは2021年10月で、当時はハイエンド(上級クラス)スマホでした。

では2023年はどうなのかと言われると、ミドルハイ(中級の上)もしくはハイエンドロー(上級の下)です

Xiaomi 11T Proは、CPU:Snapdragon 888でメモリー:8GBのantutuスコア約75万点で価格は6~7万円で購入できます。

 

いま日本で発売されている、多くのミドルクラスのスマホはCPU:Snapdragon 695でメモリー:6GBのantutuスコア約40万点で価格は5~6万円ほどします。

 

そして最新鋭ハイエンドのXperia 1 Vは、CPU:Snapdragon® 8 Gen 2でメモリー12GBでantutuスコア約120万点で20万円ほどで購入できます。

 

2023年ではXiaomi 11T Proは、ミドルクラスとハイエンドクラスのちょうど真ん中に位置しているスマホになります。

そのためハイエンドでもないし、ミドルクラスのスマホでもない、「ハイエンド級」という言葉が一番しっくりくると思います。

ブラウジングでページの読み込みが、ハイエンドクラスのスマホみたく爆速ではないですが、ミドルクラスのスマホみたく、読み込みが遅いということはないです。

ゲームをしても、ハイエンドクラスのスマホみたく60fpsで常にヌルヌル映像ではありませんが、ミドルクラスのスマホみたく読み込みが遅いやカクカクするような現象は起こりません。

また上記の画面のように上でyoutubeを見ながら、下の画面でポケモンgoで遊んでもモタツキはありません。

ペンタマニア
ペンタマニア

少しハードに使用したとしてもストレスに感じることがほとんどないです。

また2022年10月に発売されたpixel7のCPU:Google Tensor G2のメモリー8GBでantutuスコア約80万点の、Xiaomi 11T Proとほとんどかわりません。

※あくまでスコア的に見たときで、AIの部分であったり自動学習においては個人的にはpixel7の方が上だと思っています

これだけの性能でありながら、安いときには5~6万円で購入することができるので、コストパフォーマンスはかなり高い「ハイエンド級」スマホです。

ゲームはブースト機能でさらに快適

ハイエンド級のスマホなので、ほとんどのゲームで問題なく快適に遊ぶことができます。

もちろんゲーム専用端末ではないので、原神やPUBGを画質最高設定60FPSで遊び続けることは発熱の問題があり難しいですが、画質を少し落とせば快適に遊ぶことができます。

またXiaomi 11T Proだけではなく、Xiaomi端末全般に言えることなのですが、「ブーストモード」という機能がありまして、消費電力は増えるのですがパフォーマンスが向上してゲームをさらに快適に遊ぶことができます。

このブース機能はゲームで遊ぶときに恩恵がありまして、パワプロ、ウマ娘、ぷよぷよで遊んでいると、次の画面への切り替えが早くなります。サクセス系のゲームはトレーニングなどで画面の切り替えが多いので特に恩恵を感じることができます。

デュアル nanoSIM スロット

デュアルnano SIMスロットにより、Xiaomi 11T Proの運用は格安simの「Povo」と「LINMO」を併用できているのはかなり助かっています。

Povoのギガ活が少ないときは「LINMO」を使用して、ギガ活できているときは「Povo」を使用しています。

切り替えをしなくても、どちらの電話を受けることができるのも便利です。

FeliCa / おサイフケータイ® 対応

ここ数年は、ほとんどのスマホがFeliCa / おサイフケータイ® 対応しており、対応していない端末の方が珍しいので、ものすごいメリットかと言われるとそういうわけではないのですが、やはりあると助かります。

ペンタマニア
ペンタマニア

「id」「suica」のカードを2枚持ち歩かなくてよくなるのは助かります。

ツインアプリ

Xiaomi 11T Proというよりも、Xiaomi端末全般に言えることなのですが、ツインアプリ機能が使えます。

同じアプリを2つダウンロードすることができるの機能です。

LINEでは1つのアプリでは「知り合い関係」もう1つのアプリでは「クーポンやショッピング専用」で使い分けています。

意外とツインアプリ機能は便利ですね。

デメリット

ストレージ128GB

ライトユーザーであればストレージが128GBあれば問題ないと思うのですが、ハイエンド級のXiaomi 11T Proを持つ方は私を含めて、かなりヘビーに使うと思います。

システム(12GB)+日常使用アプリ(20GB)+ゲームを3つほどダウンロードすれば(20GB)+少し動画や写真をとると(20GB)=これだけで72GBです。

これで通信を節約するために、アマプラやyoutubeをオフラインで見れるようにダウンロードすると、あっという間に40GBぐらいまではいってしまいます。そうすると112GBです。

ペンタマニア
ペンタマニア

個人的には、端末がサクサク動くためにストレージは20%は空いている状態にしたいのですが、ギリギリという感じです。やはり256GBは欲しいとこです。

micro sdカードが使えない

micro sdカードが使えると、アマプラやyoutubeをオフラインで見れるようにダウンロード先をmicro sdカードにできるのですが、それができません。

micro sdカードが使えないことでストレージ128GBがデメリットにもなっています。

ただここ最近のハイエンド機種はmicro sdカード使えない機種が多いので、仕方がないと言えば仕方がないかもしれません・・・

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防水ではなく防滴IP53

少しの水しぶきであれば問題ないですが、雨の中で長い時間を使用することはできませんし、お風呂での使用はできません。

コストカットしているのでしょうがないのですが、安心という意味でも出来れば少し高い防水機能が欲しいとこです。

204gと重い

私は一般的な体格の男性ですが、持っていると重いなとは感じます。

ただ、ハイエンドスマホの宿命なので仕方がないです。これが204gではなく185gだったらなと思います。

pixel7が197g、iphone 14が172g、Xperia 1 Vが187gなので、やはりXiaomi 11T Proは重いですね。

判断が難しい

アップデート

Xiaomiはアップデートの回数が多く、積極的に新しい機能を追加して、いまある問題を修正してきます。

Xiaomi 11T Proは、熱問題が発売当時にはよくデメリットで取り上げられていましたが、いまは修正されて熱問題はだいぶ解消されました。

逆にMIUIが12から13に変わったときに、ある一定の条件になると、画面の右上に黒白の小さな正方形が表示されるバグがありました。私も体験済みです・・・

ただMIUI14になったときに解決したので、最終的には解決はされています。

新機能などをアップデートで追加するのは「メリット」なのですが、完全な状態でアップデートを配布してないときもあるので「デメリット」になります。

ペンタマニア
ペンタマニア

そのためアップデートした人の情報を聞いてから、アップデートをすることをおすすめします。

写真は好みが分かれる

どちらの写真も見てわかると思いますが、かなり色が濃くてインスタ映えするような写真ですよね。

自然な写真が好きな人にとっては、微妙な色合いだと思います。

さいごに

2023年ですが、いまだにミドルクラススマホの多くは、CPUがSnapdragon 695が採用されており、これがSnapdragon 778やSnapdragon® 7 Gen 1や2にならない限り、性能面から見るとXiaomi 11T Proが「ハイエンド級」のスマホであり続ける可能性は高いです。

Xiaomi 12T Proが2022年10月に発売されたことで、Xiaomi 11T Proは一世代前の機種となり、アマゾンや楽天などで在庫一掃セールが行われ、在庫がない店が増えてきました。

いまでもXiaomi 11T Pro「ハイエンド級」の端末であるので、中古市場でもあまり値崩れしておらず5~6万円ほどで売買されています。

ここまで「メリット」「デメリット」「判断が難しい」とXiaomi 11T Proについて長期レビューをしましたが、総合的に考えるといまでもコストパフォーマンスが高い端末です。

2025年8月までサポート期間もありますし、あと2年ほど使うことができます。

ゲオオンラインストア ※2023年6月
  • 【中古:状態A】 Xiaomi 11T Pro 128GBモデル:54780円
  • 【中古:状態A】 Xiaomi 11T Pro 256GBモデル:65780円