教員採用試験に合格するために今からすぐにやるべき3つのこと

大学に通いながら、働きながら通信大学で教員免許取得を目指していると、日々の勉強や生活が忙しく、先のことを考える余裕がない人が多いのではないでしょうか。

しかし、教員・先生になるためには教員免許を取得するのとは別に、教員採用試験に合格しなければいけません。

この記事では、教師・学校の先生を目指す人が、「教員採用試験に合格するために今からすぐにやるべき3つのこと」を紹介します。

ペンタマニア

教員採用試験の出題範囲を早めに知る

学校の先生を目指している場合、ほとんどの人が教育採用試験に合格して、常勤講師(正社員)として働くことを望んでいると思います。

そして大多数の人が、各都道府県の教員採用試験を受けると思います。

各都道府県で教員採用試験の出題範囲は異なるため、できるだけ早くから出題範囲を知ることが重要になります。

教員採用試験に出題される範囲を重点的に勉強する

教員免許を取得するために学んだ、すべての科目が教員採用試験に出題されるわけではありません。

教員採用試験で出題される範囲を知ることで、教員免許取得するための授業で教員採用試験の範囲が出題された場合は、より一層集中して勉強することで、限られた時間で効率よく学習することができます。

余裕がある人は、すべての科目をまんべんなく学べばいいと思います。

しかし、余裕がない場合は、教員採用試験に出題される範囲を重点的に勉強し、それ以外の科目は単位を取得することに専念しましょう。

最低評価だと良くないので、5段階評価なら最低でも3になるようにしましょう。

各都道府県の、教育採用候補者選考試験実施要項で出題範囲を確認しましょう。

 

もし、出題範囲が詳細に書かれていない場合は、各都道府県別の参考書で出題範囲を確認しましょう。

教員採用試験の対策はできるだけ早くから取り組む

教員採用試験は大学受験とは違う

大学受験は、第1志望、第2志望、第3志望とお金さえ払えば何校でも受けることができます。

しかし、各都道府県の教員採用試験は無料で受けることはできますが、日程の関係から受けることができる試験数は限られています。

例えば1次試験が、東北エリアであれば7月18日、関東甲信越エリアであれば7月12日、関西エリアであれば6月27日です。

 

仮に、いくつかのエリアで合格したとしても、2次試験の日程が被る可能性が高く、教員採用試験は多くても1年に2~3回しか受けることができません。

少ないチャンスをものにするためには、早くから過去問に取り組み試験対策をすることが望ましいです。

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教員採用試験の2~3年前から勉強をはじめよう

大学生の場合

大学生は、2年生の夏から2年間をかけて、教員採用試験の対策をすることをおすすめします。

早すぎると思う人もいるかもしれませんが、

  • 大学3年生7月から卒業論文
  • 大学3年生2月からは就職活動
  • 教育実習

など何かと忙しいです。

まとまって勉強できる春休み・夏休みを有効活用しましょう。

できるだけ早い時期から、教員採用試験の対策をして合格を目指しましょう。

社会人の場合

社会人は、教員採用試験の3年前から対策することをおすすめします。

大学生とは異なり、社会人の場合は月~金曜日まではフルタイムで仕事をし、春休みや夏休みのような長期休はありません。

働きながら、教員免許取得のために必要な科目をこなしながら、教員採用試験の対策をする必要があります

そのため、3年前からコツコツ教員採用試験の対策をしないと、大抵の場合は「間に合わない」「少し不安が残る」状態で試験を受けなくてはいけなくなります。

教員免許取得するための授業で、教員採用試験の範囲が出題された場合は、教員採用試験の過去問も同時に解きましょう。勉強の効率化を図ることができます。

普段から教育のニュースを意識する

普段から、教育のニュースをテレビで見たり、新聞で読んだりすることで、教員採用試験のときに勉強しなくも解ける問題が何問かでてきます。

もし、正解を導くことができなくても、5択から2択まで選択肢を減らすことができ、正解率を上げることができます。

おすすめは新聞の活用

「新聞かよ~」と思われる人もいるかもしれませんが、やはり活字を読むことでテレビでニュースを見るよりも、内容が頭に残りやいです。

ネットで掲載されている記事を読んでもいいのですが、ネットで記載されている記事は、新聞記事の1段落だけしか掲載されていません。

実は2段落以降が、社説となり自分がその社説に賛同するかは別として、なぜそのような経緯になったのか、どのような考え方があるのか詳しく知ることができます。

わざわざ新聞を取る必要はないので、図書館に週に1回行き、教育の記事をまとめて読むことをおすすめします。

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読むのであれば、朝日新聞をおすすめします。やはり文章力が高いので小論文を書くときの対策にもなります。



【番外編】大学生は塾でアルバイトをする

塾のアルバイトを、おすすめする理由は2つの意味があります。

人に教える適性があるのか

きちんと、児童や生徒に指導をしたことがある人は、少ないのでないでしょうか。

思い込みで、自分の教え方は上手なはずだ、子どもたちが好きだから頑張れるとは思ってはいけません。

塾で働いていると、メンタルが傷つくような言葉を平気で発してくる人もいます。

それでも、児童や生徒に教えるのが好きなのか、得意なのか、向いているのか、自分自身が人に教える適正があるのか知ることができます。

教員採用試験の2次試験対策になる

人前で話したり、教えたりするのは経験値が物を言います。何回も授業で、模擬授業をしていたとしても実際は違います。

塾で10~30人のクラスで教えると、児童・生徒のすべての目線がこちらに向けられます。授業がわかりにくく、つまらないと途中で寝る人もでてきます。

小人数で教える場合は、児童・生徒が理解するまで、相手にわかりやすく説明する必要があります。

できなければ、親から「先生を変更して欲しい」と言われ担当を外されることもあります。

このような経験をすることで

  • 話し方
  • 声の出し方
  • 板書の書きかた、スピード
  • 目線の位置

を学ぶことができます。

これらの経験をすることで、教員採用試験2次試験の模擬授業対策になります。

冒頭でも述べましたが、人前で話したり、教えたりするのは経験値が物を言いますので、経験することが何よりも重要です。

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まとめ

  • 教員採用試験の出題範囲を早めに知ることで効率よく勉強できる
  • 教員採用試験の対策は試験の2~3年からする
  • 普段から教育のニュースを見ることで、教員採用試験の対策になる
  • 大学生は塾でアルバイトして自分自身の適正を知る

教員免許取得は、あくまで教員になるために必要な資格です。

教員免許取得したとしても、教員採用試験に合格しなければ、教員・先生として働くことはできません。

もちろん教員免許を取得していれば、非常勤講師や専任講師として働くことができます。しかし、教諭(正社員)ではないため、将来的には不安定が残ります。

そのため、教諭(正社員)として働けるように、できるだけ早くから教員採用試験の対策をしましょう!!