企業が「高学歴」な人材を採用する理由

なぜ企業は「高学歴」な人材を採用するのでしょうか。

そもそも「高学歴」な人たちとは、どのような人たちなのでしょうか

「高学歴」とは

一般的に「高学歴」の人は、

  • 東京一工(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学)
  • 旧帝大学(北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、大阪大学、京都大学、九州大学)
  • 早慶(早稲田大学、慶應義塾大学)

を卒業している人たちです。

考え方によっては、筑波大学、横浜国立大学、上智大学も「高学歴」に含まれると思います。

どの大学を卒業していれば「高学歴」となるか判断するのは難しいとこです。

企業が高学歴な人材を採用する理由

能力を備えているため

高学歴な大学に入学した人は、誰もが「頭がいい」「賢い」人たちだと思います。

しかし、「頭がいい」「賢い」以外にも

  • 高学歴な大学に合格するために人よりも「努力すること」ができる
  • 合格するために必要な「暗記力」がある
  • 「目標を達成」する能力がある
  • 難易度の高い問題で高得点を取る勉強法を模索している「問題解決能力」

があることを証明しています。

特に国立大学に入学している人は、幅広い科目を勉強しているために、「教養」があることも証明しています。

企業から見ると

ペーパーテストや面接をしなくても、高学歴の人たちは、ある程度の先ほど述べた「能力が備わっている」と知ることができる

企業からすると「能力が備わっている人材のため」積極的に採用してます。

大学での学びの質が高いため

高学歴といわれる大学とそれ以外の大学では、同じ授業を受けたとしても「授業の質」が異なります。

それが顕著に表れるのが語学(英語)の授業です。

高学歴といわれる大学に入学するためには、入学試験の科目で必ず英語を受けることになります。推薦やAO入試で入学にするにしても、TOEFLやIELTSのスコアが求められます。

その基準をクリアーしている学生の集まりなため、必然的に「授業の質」が高くなります。

下位大学では、英語の試験を受けなくても大学に入学できる場合もあり、推薦やAO入試でも英検やTOEICのスコアで入学することができます。

一部の下位大学では、英語の授業で「受動態」「能動態」「過去」「過去分詞」などの英語の文法を知らないため、高校で使用されるテキストを使用して勉強しています。高校の勉強を大学でしてることになります。

大学での「授業の質」以外にも高学歴といわれる大学では、

  • 「第二外国」の授業を必ず履修しなければならない
  • 卒業論文を必ず書かなければいけない

など、卒業するための難易度が高いです。

企業から見れば、当然ですが「授業の質」が高く「卒業する難易度が高い」大学を卒業した高学歴の人材を採用します。

学歴フィルターにより高学歴な人材が採用される

大企業になると学歴フィルターがあると言われ、「それは事実」です。

しかし、企業には企業の言い分があります。

企業は限られた「資金」と「時間」で優秀な人材を確保しなければいけません。

そうなると必然的に優秀な人材が多い「高学歴な人たち」を対象に採用します。

例えば

東京一工の学生100人と日東駒専の学生100人の中から50人だけ採用します。

 

面接できるのは、時間の都合上100人だけです。

 

日東駒専の学生100人のうち5人は、東京一工の学生よりも優秀な人材です。しかし残りの95人は、東京一工の学生100人の平均した能力の「半分の能力」しかありません。

このような場合、東京一工の学生よりも優秀な5人の学生を見つけるために、日東駒専の学生100人を面接しません。

採用した人材の能力の平均値が高くなるように、東京一工の学生100人を面接します。

企業に無限の「資金」と「時間」があれば、学歴フィルターはなくなるかもしれません。

同じ能力である「高学歴な学生」と「そうではない学生」のうち1人を採用する場合

「高学歴な学生」と「そうではない学生」の能力がまったく同じ場合、高学歴な学生が採用される可能性が非常に高い。

  • 2回の面接で両者とも好印象
  • webテストの点数は同点
  • 容姿も爽やかで好青年
  • TOIECの点数は両者とも850点
  • ボランティアの経験あり

このような場合、それぞれの経歴から判断するしかなくなります。

そうなると高度な教育を受けている「高学歴な人」を採用します。

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