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こんにちはペンタマニアです。スマートバンドMi band 5を1年ほど使用していたのですが、スマートバンドではなくスマートウォッチが欲しくなりAmazfit GTR3を購入しました。
Amazfit GTR3の睡眠、心拍数、ストレス、血中酸素などの精度、アプリの使いやすさ、Amazon Alexaや通知機能など、実際に使っていて気づいた良い点・悪い点についてレビューします。
また、スマートバンドのMi bandシリーズを購入している人は、Mi watchではなAmazfitシリーズのスマートウォッチを購入したほうがいい理由も最後に説明します。
購入検討している方の参考になれば幸いです。ではさっそくレビューしていきましょう!!
ペンタマニア
主なスペック・仕様
Amazfit GTR3 | |
サイズ | 45.8×45.8×10.8mm |
重量 | 32g |
ディスプレイ素材 | HD AMOLED |
ディスプレイサイズ | 1.39インチ |
バッテリー容量 | 450 mAh バッテリー |
解像度・PPI | 454×454・326ppi |
接続 | Bluetooth 5.1 BLE |
GPS | GLONASS、Galileo、BDS、QZSS |
対応デバイス | Android 7.0 以上、iOS 12.0 以上 |
開封・付属品
箱はいたって普通で、文字盤のところを触るとツルツルしています。
箱を開けると本体がお出まし!!
文字盤と文字盤裏にフィルムが貼られているので、両方ペリペリと剥がすのを忘れないでください。
- 本体
- 充電ケーブル
- 説明書
必要最低限なものだけ入っていました。
付属品に関しては、なにか特段レビューすることはなさそうです!!
解像度・明るさ
スマートバンドのMi band5を使用していた私からすると、はじめて見たとき「解像度ものすごく高いな~」と感動しました。
ただ1万円以上するスマートウォッチは比較的解像度が高いので、すでにスマートウォッチを所有している人はそれほど感動しないと思います。
ディスプレイの明るさは、自動調整してくれますが自分で調整することも可能です。
輝度が1000nitと高いので、太陽光の下でも文字盤をはっきり見ることができます。ちなみにmi band 5のときは見にくかったです。
文字盤デザイン
文字盤デザインは100種類ほどあるので、自分の気に入ったデザインをいくつか見つけることができました。
仕事のときにはクラシック柄、運動するときのスポーツ柄、気分転換したいときポップ柄など、気軽に文字盤のデザインを変更することができます。
タッチ感度、追従性
Amazfit GTR3はタッチ感度と追従性はとても良く、ストレスフリーで使うことができます。
このタッチ感度と追従性は、スマートウォッチを選ぶときかなり重要な項目で、サクサク動かないとスマートウォッチを操作する頻度が減るからです。
実際にスマートバンドMi band 5を使用してたときは、動きが少しもっさりしていたので、画面をスワイプするのがめんどくさいと感じ、こまめにチャックをしていませんでした。
60FPSでかなり滑らかな動きなので、動画で確認してみてください。
タッチ感度と追従性 pic.twitter.com/QRIMMzKDaM
— ペンタマニア (@labhobby) December 7, 2021
各種計測機能レビュー
睡眠測定
睡眠測定の入眠時刻、起床時刻、目が覚める回数は正確でほとんど誤差はありません。
深い眠りや浅い眠りについては、ほかに測定する方法がないので、どの程度正確なのかはわかりませんが、一つの目安にはなると思います。
寝起きがいいと感じた日は、入眠の質が高いことが多いので、ある程度は正確だと思います。
Amazfit GTR3の睡眠測定で一番特質すべき性能は、仮眠測定(お昼寝)が正確に測定できることです。
多くのスマートウォッチで仮眠測定の項目はあるのですが、実際には仮眠測定することができない、もしくは正確にできないことが多いのですが、Amazfit GTR3は正確に測定できていました。
また、睡眠時の呼吸の質はBeta版なのですが正確だと感じます。実際に眠りが浅くて夜中起きてしまった時刻が「呼吸困難の疑い」と測定されているためです。
心拍測定
心拍数からリラックスしている時間や有酸素運動している時間を測定するこができます。
心拍測定の頻度は、1分間、5分間、10分間、30分間、手動測定から選択することができ、短い間隔で測定するほどバッテリーを消費します。
ストレス測定
ストレス測定に関しては悪い方が目立ちます。
ストレス測定の頻度は5分で固定されているので、細かく設定することができません。
また、ストレス測定がされていないことが多々あるのですが、原因を突き止めることができました。
これは30~40秒ほど、腕を動かさない状態でないとストレス測定がされません。
筆記試験や面接などあまり動かない場面であればいいのですが、人前で立っての発表など、ある一定上の動きがあると測定されません。
きちんと測定しているからこそ、30~40秒ほど動かさない状態を維持しなければいけないのかもしれませんが、もう少し短い時間で測定してほしいです。
ストレス測定に関してはアップデートで、何かしら改善されることを期待しています。
ペンタマニア
血中酸素レベル
血中酸素レベル測定は、ストレス測定と同様に5分に1回の測定になります。
この血中酸素レベル測定なのですが、指先につけるタイプの血中酸素濃度測定と比較すると、Amazfit GTR3はあくまで「おまけ程度」の機能だそうです。
しかし、実際に家にある指先につけるタイプの血中酸素濃度測定と測定結果を比較すると、数値のずれは1~3程度なので数値はかなり信頼していいと思います。
それよりも問題なのはストレス測定と同様に、測定されないことが多々あり、こちらも30~40秒ほど腕を動かさない状態しないと測定がされません。
こちらもアップデートで改善することを期待しています。
歩行測定
歩行測定の精度はかなり高いです。
何か他に計測できる道具を持っていないので、自分で歩数を数えて本当に測定できているのか検証してみました。
- GTR3:1000歩→自分でカウント:1028歩
- GTR3:2000歩→自分でカウント:1974歩
- GTR3:1000歩→自分でカウント:974歩
- GTR3:2000歩→自分でカウント:2032歩
この結果を見ると悪くないと思います。ここまで正確に測定できているのは少し驚きました。
Amazon Alexaの使用感
はじめてAmazon Alexaが搭載したスマートウォッチを使用したのですが、アラーム設定やちょっとした検索をするときは役に立っています。
しかし、物凄い頻度で利用するかと言われると、そこまで利用しないかもしれません。
基本的にスマホを持ち歩いているので、何かあればスマホで検索してしまいます。
それに表示できる文章量が決まっているためか、長い文章は表示されず、150文字以内の短い説明が表示されます。
Amazon Alexaは機能としてあれば便利だと感じましたが、なくても不便だなとは感じないと思いました。
ペンタマニア
Zepp OS アプリ
Amazfit GTR3の目玉ともいえる、Amazfit GTR3に最適化されたアプリ一覧が上記の画像になります。
いまのところ、水を飲む時間、妊娠アシスタント、カロリー、計算機など少ないアプリしかありませんが、今後はユーザーが開発した便利なアプリが導入される予定です。
凡人の私では考えられない、どんどん便利なアプリがこれから導入されるかと思うとワクワクします。
これは他社ではやっていない取り組みなので今後が楽しみです。
いくつか面白い便利なアプリを紹介します。
カロリーアプリ
運動によって燃焼したカロリーを食べ物に変換して表示してくれます。
ちなみに約6000歩いたので、177カロリー消費したそうです・・・少し動いた程度ではカロリー燃焼してくれませんね。
計算機
サクサク動くことで、スマートウォッチの計算機を使用する頻度が増えました。
しかし気を付けてください。この機能に頼りすぎると暗算するスピードが落ちて脳にはあまり良くないので・・・
おかしな話ですが、利便性を求めて購入してるのですが、脳の劣化を防ぐために最近この機能を使用していません。
使い方が重要だと感じました(苦笑
ペンタマニア
通知機能
電話、メール、SNSの通知機能はとても便利に感じました。
Mi band 5など安いスマートウォッチ、スマートバンドは、文字化けして日本語が表示されないことが多々あったのですが、GTR3は文字化けせずにきちんと表示されています。
気づいたことなのですが、通知機能を活かすためには、スマートウォッチのスワイプする動作がサクサク動くことが最低条件になると思います。
日本語がきちんと表示されたとしても、スマートウォッチがモッサリした動きしかしなけれ、結局はスマホを取り出してメールやSNSを確認してしまいます。
中途半端スマートウォッチを持っていても意味がないと、「通知機能」に関しては実感させられました。
スポーツモード
スポーツモードは150種類ほどあります。
あまりにも、多すぎるのですべては書きませんが、例えば水泳の項目では、水泳・オープンウォータースイミング・フィンスイミング・シンクロナイズスイミングの中から選択します。
ランニング、サイクリング、野球、サッカーと定番なスポーツから、馬術、チェス、囲碁、ボードゲーム、eスポーツなどマニアックなスポーツも測定することが可能です。
もうなんか凄いとしか言えませんね。おそらくこの中から私が使うのは10種類程度だと思います。
GPS精度
Amazfit GTR3はGLONASS、Galileo、BDS、QZSSと4つのGPSを搭載しています。
- GLONASS:ロシア
- Galileo:EU
- BDS:中国
- QZSS:日本
このGPSの数が多いほど、ランニングやマラソンをしたとき通った道をきちんと測定してくれます。
測定した画像は掲載できないのですが、右の歩道左の歩道のどちらを通ったかまで確認することができるので、測定の精度はかなり高いと思います。
ただし、高い建物が多いとGPSの精度が少し悪くなりまが、少しであれば許容範囲だとは私は思っています。
バッテリーの持ち
Amazfit GTR3公式サイトによると、バッテリー持ちは標準的な使用で21日、ハードな使用で10日、GPS連続稼働で35時間と書かれていました。
私の場合は、心拍測定、ストレス測定、血中酸素測定、睡眠時の呼吸の質など、機能計測頻度を1分や5分としているため、バッテリー消費が激しく10日ほどでバッテリーがなくなります。
しかし、ベルトの摩耗を避けるためにお風呂に入るときだけはGTR3を外して、そのときに充電をしているので正直な話バッテリー持ちはあまり気になりません。
20%ぐらいになったら、お風呂に入っているときに充電しています。
ペンタマニア
ワンタップ計測
ワンタップ機能とは、45秒間で心拍数、ストレス、血中酸素、1分間の呼吸回数を測定してくれます。
最初この機能はそんなに必要ないと思っていたのですが、いまではかなりこの機能を使用しています。
私は緊張症なので、何か講義やプレゼンをするときに心臓がドキドキして不安になることがあるのですが、そのときワンタップ計測で測定をして、自分の体の調子を知るようにしています。
数値が悪ければ深呼吸をして、数値がよければそこまで緊張してないと自信を持つことができます。
心の持ちようだとも思いますけど、精神的な部分で頼れる機能になって手放せなくなっています。
ペンタマニア
その他機能について
紹介していない機能としては、ワンタップ計測、アクティビティ、天気、音楽再生、アラーム、カレンダー、BMI、太陽と月、コンパス、気圧高度計、月経周期、呼吸、ストップウォッチ、カウントダウン、スマートフォンを探す、世界時計、TO-DOリスト、ポモドーロタイム、リモート撮影、懐中電灯があります。
Mi bandからAmazfitにデーター移行できる
Mi bandシリーズを使用していると、スマートバンドではなくスマートウォッチを購入したいと思う人が多いのではないでしょうか。
実際に私もその1人でした。
ペンタマニア
そこでMi watchを購入しようと思ったのですが、まさかMi bandとMi watch をそれぞれ管理するアプリが異なり、いままで蓄積したデーターを移行することができないと知りました。
さすがに、1年以上データーを蓄積しているので、データー移行ができる端末を選ぼうと考え、そこで候補に上がったのがAmazfitシリーズのスマートウォッチでした。
Mi bandを管理するMi FitアプリとAmazfitを管理するZeepアプリは、同じアカウントでログインするとデーターを同期することができ、データーを引き継ぐことができます。
そのためMi bandからデーターを移行したい人は、Amazfitシリーズのスマートウォッチを購入することをおすすめします。
Amazfit GTR3には兄弟機が2台
今回レビューしたAmazfit GTR3には兄弟機が2台います。
Amazfit GTR3 Pro
1台はAmazfit GTR3 Proです。
Amazfit GTR3の上位互換モデルで、スマートフォンがなくても音楽再生をすることができ、通話することができ、スピーカーがあるためアレクサが声で反応してくれるのが特徴です。
その他の機能はAmazfit GTR3とほぼ同じです。
この3つの機能が欲しい人は上位互換のPro版を購入することをおすすめします。
Amazfit GTS3
もう1台はAmazfit GTS3になります。
Amazfit GTR3の下位互換モデルで、バッテリ容量がAmazfit GTR3よりも約40%少なく、ストレス測定などの一部機能が削減されています。
しかしAmazfit GTS3は、Amazfit GTR3より7.6g軽く、円形ではなくApple Watchと同じ長方形の形となっています。
「Amazfit GTR3」のまとめ
- 36gと軽く1日中つけていても疲れない
- 文字盤のデザインが多く、会社にもつけていける
- 輝度が高いので太陽下でもはっきり見える
- 仮眠測定ができる
- タッチ感度と追従性が高い
- Beta版であるが睡眠の呼吸の質が使用できる
- 心拍測定が1分ごとにできる
- 歩行測定の精度が高い
- 搭載されているアプリが充実している
- 通知機能で日本語がきちんと表示される
- スポーツモードが150種類以上ある
- GPSの精度が高い
- バッテリーの持ちはそこまで悪くない
- ワンタップ計測は思っていたより使える
- Mi bandからデーターを移行できる
- ストレス測定するためには腕も動かしてはいけない
- ストレス測定の頻度を5分で固定されている
- 血中酸素測定するためには腕を動かしてはいけない
- アレクサは思ったより必要なかった
- 高い建物が多いとGPSの精度が少し悪くなる
3万円そこそこするお買い物のため、かなり事前に調べてから購入したので、私がデメリットだと感じる部分は少なかったです。
ただストレス測定と血中酸素測定をするためには、腕は30~40秒動かしてはいけないのは誤算でした。アップデートで改善してくれることを期待しています。
しかし、ワンタップ計測や腕時計の装着感がとても良く総合的には大満足です。☆5で評価するのであれば☆4です。
それにMi bandを管理するMi Fitアプリから、データー移行ができたのが本当に嬉しいです。
使っていて気づいたことがあれば、追記したいと思います。
ペンタマニア