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Pixal6aを13ヵ月ほど使用していたのですが、2023年11月にPixel8に買い替えをしました。
おそらく、サイズや重さがほぼ同じなので、買い替えを検討している人は多いのではないでしょうか。
- Pixal8サイズ150.5×70.8×8.9mm重さ187g
- Pixel6aサイズ152.2×71.8×8.9mm重さ178g
実際にPixel8を使ってPixel6aと性能の違いをいろいろ感じたので、Pixel6aからPixel8に買い替えするメリット・デメリットを書きましたので、何かしらの検討をするときの参考になれば幸いです。
Pixel6aからPixel8に買い替えするメリット・デメリットはいくつかあるのですが、さきに一言で結論を書いてしまうと
- カメラ、AI編集、ディスプレイの質を重視するのであれば【Pixel8】
- 普段使いでコストパフォーマンス重視であれば【Pixel6a】
クーポンなし定価で購入しようとすると、Pixel8の価格は112900円でPixel6aの価格は約40000円なので、差額は72900円になります。
次の項目から詳しくPixel6aからPixel8に買い替えするメリット・デメリットについて説明していきます！！
Pixel6aは6.1インチ、Pixel8は6.2インチで、ディスプレイサイズに違いはそこまでないですし、解像度もPixel6aもPixel8もFHD⁺（1080×2400）と同じです。
しかし、Pixel8はグーグル独自のActua ディスプレイを採用しており、Pixel6aよりも明らかに色が鮮やかで、パッと見たときに「きれいだな」と感じました。
写真だとディスプレイの美しさを伝えるのが難しいのですが、全体的に色が濃く鮮やかな印象です
最大輝度もPixel8は1400nitあるので、太陽光の環境でも問題なく使用できます。
Pixel6aはリフレッシュレート60Hzなのに対して、Pixel8はリフレッシュレートが120Hzです。
リフレッシュレートが高いと、なめらかにスクロールができるようになり、残像が残りにくいため目が疲れにくいです。
私の場合はXiaomiやXperiaで120Hzを一度体感しているので、Pixel6aの60Hzは使っているとき、かなりカクカク感じてました・・・
Pixel6aは最大18W充電
Pixel8は最大27Wで充電 ※約30分で50％充電することができます。
Xiaomiは120W、OPPOは80Wで高速充電ができるため、Pixel8の27Wでも少し遅いようにも感じますが、それでもXperia 1 Vが30Wと考えれば、Pixel8の27Wも悪くないのかなと思います。
4K60FPS、FHD60FPSで撮影したときに、手振れ補正が効いているのはPixel8です。
特に4K60FPSで撮影したときの差は顕著で、Pixel6aは歩きながら昼に撮影しても動きが大きいとノイズが入ります。
また、夜間撮影したときにPixel6aは少し全体的にボケているのですが、pixel8は輪郭をしっかりとらえて撮影できています。
少し厳しい言い方になってしまいますが、Pixel6aは実用的に撮影できるのは4K30FPSが限界で4K60FPSは厳しいです。4K60FPSで撮影したい場合は、Pixel8一択です。
岸田首相が、記者会見したときの会話を文字起こししています。
なぜ岸田首相を選んだかといいますと、話すときに「え～っと」「ん～～～」「あ～～～」がとても多く聞き取りずらく、文字起こしするのが難しいためです。
Pixel6aは、そもそも文字起こしを正確にできていません。また、「はい」「えー」「で」など、すべてを文字起こしするため、あとから文章を読んだときに読みにくいです。
対してPixel8は文字起こしを正確にできていますし、「はい」「えー」などが文章に不要と考え、自動的に文字起こしをしていません。
文字起こし機能を頻繁に使う人は、Pixel6aからPixel8に買い替えた方が利便性は高まります。
Pixel8でやっと顔認証の機能が追加されました。
Pixel6aでは、指紋認証がうまくいかないケースが報告されていましたが、Pixel8は指紋認証と顔認証ダブルで使え、ストレスフリーでロック解除することができます。
ちなみにPixel8の指紋認証は精度が高く、一度もはじかれたことはないです。これだけ正確なら顔認証いらないような気もしますが、両方使えると確実にロック解除できるのでありがたい。
同じ写真から右下のベンチを消してみました。
Pixel6aは「消しゴムマジック」を利用したのですが、消した後の部分がうまく画像処理されておらずモザイクみたいになっていますし、ベンチの輪郭がなんとなく残っています。
Pixel8では新機能「Google フォトの編集マジック」を使用したのですが、かなりAIによる画像処理がうまく機能しており違和感がありません。
机のペットボトルを消したり、公園のカラスを消したり、いろいろな場面で試してみたのですが、やはりPixel8の「Google フォトの編集マジック」によるAIによる画像処理の方がうまく処理できています。
Pixel6aはTensorでPixel8はTensor G3なので性能は上がっていますので、買え変えする要因にはなると思いますが・・・
Pixel8はTensor G3は、antutuスコア1回目は約108万点なのですが、連続で計測すると発熱の問題で3回目のときには約75万点になってしまいます。
Pixel8を手で持っても熱いとは感じないのですが、おそらく発熱を制御するかわりにスコアが落ちているのだと思われます。
対してPixel6aのTensorは、antutuスコア1回目は約76万点なのですが、連続で計測しても68万点とあまりスコアが下がりません。lite版なので単純な比較ではないですが、安定してスコアをだせるのはPixel6aの方です。
Pixel6aよりもPixel8の方が、スコアが高いので買い替えるのはメリットなのですが、Googleはゲームではなく、AI処理を目的としてプロセッサーを開発しているので、瞬間的なパワーはあるのですが、3Dゲームを長い時間プレイするだけの持続力はないです。
プロセッサーの性能向上目的だけであれば、わざわざPixel8に買い替える必要性はそこまで感じません。
驚いたのが、ブラウジング、グーグルマップ、Youtube、X（旧ツイッター）などの普段使いだと、まったくPixel8のTensor G3の恩恵を受けていると感じません。
画像が多いサイトだと、ワンテンポPixel8の方が表示速度が早いのですが、文字が多いページだと表示速度がほとんど変わらないです。
0.5秒でも速く表示させたいと思う方は、Pixel8に買い替えするメリットはあります。
ただ0.5秒程度であれば、あまり気にならない方は、Pixel6aからPixel8に買い替えしてもあまり変化を感じれないかもしれません。
Pixel8は色が全体的に濃くなり、かなりパキットした写真が撮れます。撮影すときに自動で何を撮影するかAIが判断して、自然を撮影するモードに自動で切り替わりました。
Pixel6aは暗い部分を表現するのが苦手で、右下の斜面の根っこの部分や左奥の竹林がうまく撮影できておらず、少しゴワゴワとしている印象です。
Pixel6aの最大7倍ズームは、無理やりズームしているために、写真が全体的にザラザラしています。
実用的なズームは3倍がギリギリかなと思います。
対してPixel8は最大8倍ズームで撮影しても、葉の輪郭をきちんと捉えて撮影できているのでボケ感はありません。
ただPixel8の実用的なズームは5倍かな個人的には思います。
マクロ撮影ではpixel6aよりもPixel8の方が明らかに、被写体を近くで撮影することができます。
ピントの自動調整もPixel8の方がスムーズです。
Pixel6aもPixel8もフレアが撮影しているときから気になっていたので、この部分の処理がうまくいってないです。
ビルや東京駅など、強い街灯の光などがないと綺麗に撮影できるのですが、手前に強い光の街灯があるとフレアが強いです。
カメラ性能は、Pixel6aよりもPixel8の方が断然いいのですが、夜間撮影はフレア問題があるので、どっちもどっちかなと思います。
Pixel6aだと原神やPUBGを最高画質設定60FPSで遊べないから、Pixel8に買い替えようとすると失敗します。
プロセッサー（antutuスコア）の項目でも書きましたが、Pixel8はTensor G3は瞬間的な爆発力を発揮することはできますが、発熱問題で持続性はないので、原神やPUGBのようなFPSやオープンワールド系のゲームをするのには適していません。
もともと今回発売された、Pixel8もPixel8proもゲームするためにチューニングなどをしていないようですし、宣伝項目のアピールにゲームが快適にできるとも書かれていないので、ゲームをする端末には仕上げていないと思われます。
そのためPixel6aから買い替えをしても、Pixel8が思っていたよりもゲーム性能がないと感じる人は多いと思います。
ただPixel6aよりもPixel8の方が、どのような設定をしたとしても10FPSほどは高いです。
ただ、パワプロやウマ娘など育成系ゲームや、パズドラやぷよぷよなどであれば問題なく遊ぶことができます。
アプリの立ち上がりや次の画面への移り変わりは、Pixel6aよりもPixel8の方が早いです。
Pixel8はディスプレイが綺麗で、顔認証機能が追加され、プロセッサーがTensor G3にアップグレードしたので、私のようなスマホを長い時間使う、ヘビーユーザーにとっては嬉しい変化です。
しかし、電話やメール、電車の往復で動画視聴やネット検索、たまに写真を撮るライトユーザーの人だと、ここまで説明してきましたが、Pixel6aでもある程度ストレスなく使用できるので、Pixel8に買い替えてもあまり変化を感じない可能性があります。
またPixel6aにもPixel8と同様に、おサイフケータイ機能はありますし、ステレオスピーカーもあり、必要とされる基本的な機能はすでに搭載されています。
- GoogleストアでのPixel8の価格は112900円
- 中古市場の新品でPixel6aの価格は約40000円
差額は72900円になります。
Pixel8の発売当初は、次回使えるグーグルクレジット39800円があるので、実質73100円で購入できるので差額は33100円になります。
Pixel8はたしかに、「AIによる画像編集」「文字起こし」など、グーグル独自の機能があるので、この機能を求めている人は満足できると思います。しかし、高性能のプロセッサーを求めたり、最高画質60FPSでオープンワールドのゲームで遊びたい人にとっては、満足できる端末ではなくコストパフォーマンス悪いです。
グーグル独自の機能よりも、とにかく性能の底上げをしたスマートフォンを求めているのであれば、Pixel6aからPixel8に機種変するのではなく、同じ価格帯であればXperia 5VやXiomi 12T proを購入した方が満足度は高いと思われます。
私の場合はau経済圏なので、Pixel8（256GB）をauで購入したのですが、2年後返却の「スマホトクスルプログラム」で34100円－16500円（機種変更）－9500円（au pay）－3000円（スマートパスau pay）＝2年間実質5100円で利用できるので満足度はかなり高いです。
ただ、実際にPixel8を使っていると112900円の価値はなく、7～8.5万円が妥当な価格なのかなと感じてしまいます。
そのため、発売当初は次回使えるグーグルクレジット39800円があれば購入してもいいかなとは思います。
たしかにPixel6aの「消しゴムマジック」よりもPixel8の「Google フォトの編集マジック」の方が優秀ですし、カメラ・動画の性能も良くなっているのは事実なのですが、112900円の価値があるのかと言われると微妙です。
プロセッサーTensor G3が思ったよりも性能が低く、Snapdragon 8 Gen1ほどしかないのは残念です。
項目冒頭でも書きましたが、Pixel8の性能に対しての妥当な価格は7～8.5万円だと個人的には考えています。この価格であればPixel6aから買い替えしても個人的な意見としては満足できると思います。
ディスプレイの美しさ、顔認証、画像編集AIなどメリットの項目で上げた内容に魅力を感じるのであれば、Pixel6aからPixel8に買い替えするメリットはあると思います。
Pixel8の妥当な価格は7～8.5万円だと考えるので、グーグルストアのクーポンが発行されている時期や、各携帯会社でお得なキャンペーンを利用して購入すれば満足できると思われます。
もしPixel8に魅力を感じなければ、Pixel6aは2025年7月まではバージョンアップに対応しており、2027年7月までセキュリティーアップデートしてくれますので、Pixel8aやPixel9の発表があるまで、Pixel6aを使うのも全然ありだと思います。
冒頭でも書きましたが買い替えの判断基準としては以下になります。
- カメラ、AI編集、ディスプレイの質を重視するのであれば【Pixel8】
- 普段使いでコストパフォーマンス重視であれば【Pixel6a】
Pixel8が新しい機能を追加した良いスマホなのは間違いないのですが値段が少し高いのと、Pixel6aのコストパフォーマンスがあまりにも高いと再確認できました。
