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ベランダーでプランターを使い家庭菜園をしたときに、コバエが大量発生してしまい、どのように対応すればいいのか困っている人はおおいのではないでしょうか。
私もマンションのベランダでプランター菜園をしたときに、コバエが大量発生してしまいました。
いろいろ試して、コバエ撃退するのに有効であった方法を紹介しますので、みなさんの参考になれば幸いです。
- 風通しが悪い環境
- 土が常に湿った状態
- 受け皿に水がたまっている状態
- 有機肥料を使用した
マンションのベランダで野菜を育てると、どうしても「一軒家の庭」や「農園」と比較すると風通しが悪くなってしまいます。
大葉、ルッコラ、ミックスサラダなど、葉っぱが密になる環境だとコバエが発生しやすいです。
ただ個人的には風通しよりも、これから説明する「土が常に湿った状態」「受け皿に水がたまっている状態」「有機肥料の使用」の方がコバエが発生しやすい原因だと思います。
マンションのベランダでは、「一軒家の庭」や「農園」のように常に7時~18時頃まで日光が当たるわけではありません。
コバエは25~30度で湿気70%以上で発生するので、土が常に湿った状態になると、コバエが土の中に卵を産みにきます。
雨が連続する時期、梅雨の時期、日差しが短くなる時期になると、土の表面が乾いていない、もしくは土の表面を乾いているけど指で少し土に穴をあけると、湿った状態である場合にコバエが発生しやすいです。
水やりをして受け皿に水がたまっていると、土の表面だけでなく、プランターの底の土にもコバエが卵を産み付けます。
水やりをして10分ぐらいしたら、必ず受け皿にたまっている水を捨てましょう。
有機肥料は植物にとって栄養になるのですが、コバエにとってもエサになります。
そのためコバエが、臭いや発生するガスによって集まり、栄養がある土に卵を産みコバエがどんどん増えていきます。
私は油カスを追肥した2日後ぐらいから、急にコバエの数が増えました。
コバエの種類としては、キノコバエ、チョウバエ、ノミバエ、ショウジョウバエなどがいます。
どのコバエも卵から成虫になるまで10日~30日ほどです。これだけ聞くと「たいしたことない」と思われる方もいると思いますが、コバエの恐ろしいのは卵を産む数です・・・
コバエは1回の産卵で100個以上の卵を産み、生涯500以上の卵を産むので、コバエが何匹かいたらこれから大量発生する可能性が高いです。
なので出来るだけ早く対策したほうがよさそうです。
また、いま飛んでいるコバエを撃退したとしても、卵から成虫になるコバエがいますので、コバエがいなくなったと思っても、その後、30~60日は徹底的にコバエ対策し続けることをおすすめします。
いなくなったと思っても、気をぬくとすぐにコバエが発生します。特に雨季の時期・・・
コバエ撃退に、一番効果がある方法は土を交換することです。
コバエの卵は土の中にいるので、それをすべて排除すればコバエはいなくなります。
私も実際にやったことありますが、効果は間違いなくありますが、コバエが発生しているプランターの土をすべて取り替えなければいけません。
また、マンションのベランダで野菜を育てていると、簡単に土を交換できなかったり、土を捨てられなかったり、野菜の実がある程度あるので、土を交換するのは難しいという方も多いと思います。
日向で土を乾かせばコバエの卵は死んでしまうので、土を再利用したいという方もいると思いますし。
もし、土を交換するのが難しい人は以下の項目を試してみてください。
すべての土を交換するのは難しい、そのような場合は、プランターの上の土を3㎝から~5㎝取り除いてください。
これは、土の上から3㎝~5㎝にコバエが卵を産み付けるので、その土をすべて除去してしまいます。
実践したことありますが、これは効果はありましたが、ただ注意してください!!
少しプランターをトントンと床に叩き付けてみてください。
そのときにプランターの底からコバエ飛んでいませんか?
仮にプランターの底からコバエが飛んでいるのであれば、受け皿に水か溜まっていたことで、プランターの底にもコバエが卵を産んでいる可能性が高いです。
プランターのコバエを撃退するためには、大きいバケツに水をはり、プランターのそこを5㎝ほどつけてコバエを窒息死させます。
ちなみに私はこの方法はやったことはないです。水につけるのであれば、土を取り換えた方がいいのではと思ってしまうからです。あと単純にすこし大変です・・・
注意ポイントとしては、プランター土の表面だけではなく、プランターのそこにもコバエが卵を産んでいる可能性があるので、コバエがいるのかどうか確認して対策する必要があります。
コバエ撃退するのに土対策は効果的ですが、ただコバエがいる中で作業するのは気持ち悪くて難しい、土は触りたくないという方もいると思います。
そこで道具を使ってコバエを撃退できた方法も紹介します。
コバエ撃退するためのスプレーは、いくつかの商品が販売されていますが、私は「アースガーデン 園芸用殺虫剤 BotaNice 飛びまわるコバエ退治」を使用しています。
とにかく効果は抜群で、夜に壁や野菜から離れたとこにワンプッシュしただけで、飛んでいるコバエが次の日いなくなっていました。
ただそれだけ効果があるということなので、この商品に限ったことではないのですが、コバエ撃退するためのスプレーはコバエに対しての効果は抜群ですが、取り扱には注意していください。
またコバエのスプレーは園芸用はありますが、菜園ようはないので、仕方がなく注意して使用しています。
「アースガーデン 園芸用殺虫剤 BotaNice 飛びまわるコバエ退治」の注意事項にも書かれていますが、
- 農薬ではないために、植物や土に直接噴射しないこと
- 昆虫や虫かご、観賞魚用の部屋や周りでは使用しないこと
- 噴射気体を吸入しないこと
な、どこれ以外にもいくつか注意事項が書かれていますので、必ず注意事項を読んでから使用してください。
効果はありますが、育てた野菜を食べるので、かなり慎重に私も使用しています。野菜の近い場所で絶対に使用せずに、ベランダの壁や天井に吹き付けています。とにかく野菜にスプレーの気体があたらないようにして使っています。
イメージとしては、いま飛んでいるコバエが次に卵を産まないようにします。
次は粘着シールでコバエを撃退する方法です。
「アースガーデン 園芸用コバエ捕獲器 BotaNice 土からわいたコバエ退治」はプランターの土にさして使用します。
卵から成虫になったコバエや飛んでいるコバエが、緑色に誘引されペタペタと粘着物質にくっついて捕獲できます。
かなり効果があり、見るのも嫌なぐらい、コバエが粘着物質についてコバエを撃退できます。
ただ、642円で4個なので、1個160.5円になります。
1個や2個のプランターで野菜を育てている場合はいいのですが、私のように7個も8個もプランターがあると、少しコストパフォーマンスが悪いです。
そこで少し工夫して以下の粘着シールを今は使っています。
こちらもコバエ取りする商品なのですが、本来の使い方は天井に張り付けて使用します。
ただ工夫して使用すれば、プランターでも使用することができます。
上記の写真は実際に使っている最中で、粘着物質の部分を完全に伸ばさず、半分ぐらい伸ばしてプランターにさして利用します。
あまりアップでは映していませんが、黒い部分の8割はハエで残りの2割は土です。
2週間もあれば、かなり多くのコバエを撃退することができます。
820円や750円など値段は多少時期により前後しますが、1個あたり50~54円で購入することができコストパフォーマンスはかなり良いです。
ちなみに「ハエとり棒 超強力粘着」という商品もあるのですが、こちらも4本で424円なので、やはりシマダハエトリを工夫して使う方法がコストパフォーマンスがいいです。
とにかく完全にコバエを撃退するためは、絶対に卵を産ませたくないので、多くのトラップを置いた方が効果的です。
使用した中の粘着シールではこの商品が一番コバエ取れます。
100均ショップなどでも売られている類似品のコバエ粘着シートです。
どこのメーカーが作っているのか不明なのですが、アマゾンなどで大容量の50枚1000円と、かなり格安で売られています。
アマゾンのレビューでも書かれていますが、やはり設置するときに手がベタベタになります・・・
使いにくさはありますが、プランターの土に直接さすことができます。
効果はありますが、いままで紹介した「アースガーデン」と「SHIMADA」と比較すると、コバエがついていません。
ないよりかは、あったほうがいいかなという感じです。
コバエの自作トラップとして一番有名な「めんつゆトラップ」です。
- ペットボトルのキャップを用意
- めんつゆを入れる
- 食用洗剤を2.3滴
これで完成です。プランターの周りや土の上に置くと、コバエを捕まえることができます。
ただし、日陰や曇りの日はいいのですが、日光がいい環境であったり、気温が高いと臭いがかなりするので、となりの家に迷惑になっていないかと少し心配になってしまいます。
特に雨季から夏の時期は臭いが凄いです・・・
そこで「コバエホイホイ」を利用しています。
コバエホイホイもめんつゆトラップと仕組みは同じで、臭いでコバエをおびき寄せて撃退します。
ただめんつゆトラップと比べると、気温が高いときでもそこまで臭いがしないので、使いやすさがメリットです。
もちろん臭いがあまりしないということは、おびき寄せる力は弱いと思います。
ただ、近隣住民に臭いの被害がないようにするために、コバエホイホイを利用しています。
湿った状態の土に、コバエが発生して卵を産むので水のやり方も重要になってきます。
一般的には朝の7~8時に、野菜に水やりをするのがいいと言われています。
ただ、みなさんが住んでいるマンションのベランダにより、プランターに太陽が当たる時間は違うと思います。
表面の土が乾いたとしても、土の中が湿っていれば、毎日水やりをする必要はありません。
ある程度成長をした野菜は根っこがプランターの下まで成長しているので、プランターの底から水を吸い上げてくれます。
割り箸をさしたり、プランターの下から、土の底が湿っているか確かめてみてください。
また曇りの日や雨の日は、太陽の光があたらないので、土から水が蒸発する量も少なくなるため、いつもより少ない水やりにしましょう。
コバエが発生するために必要な、湿った土がある環境をつくらないことが重要です。
みなさんの気持ちはわかります。私も無農薬で野菜を育てたいと思いました。
しかし、ここまでコバエが発生するのであれば、仕方がないと諦めました。
そもそもお店で無農薬の野菜は高いですし、それだけ作るのが大変なのだと改めて実感しました。
ただ化学肥料はできるだけ減らしたい思いはあります。
コバエが発生するのは、湿度70%以上で気温が25~30度なので、3~4月の土づくりするときには有機肥料を使用しています。
ただ雨季の時期や夏が終わり秋になるとき、追肥する肥料は化学肥料を使用しています。
コバエのエサとなる有機肥料を、コバエが発生しやすい時期には使わないのが一番です。
コバエを撃退するのに一番手っ取り早い方法は、「土を入れ替える方法」か「土の表面の入れ替えとプランターを水につけてコバエを窒息させる方法」です。
ただコバエがいる土を触りたくない方もいると思いますので、その場合はコバエ取りの道具に頼りましょう。
- スプレーでコバエを撃退
- 粘着シールでコバエを撃退
- においでコバエを撃退
スプレーでコバエを撃退
粘着シールでコバエを撃退
においでコバエを撃退
また「水やりの方法」や「有機肥料ではなく化学肥料を使うことで」コバエを撃退することができます。
コバエが発生しやすい湿度70%気温25~30度は、雨季の時期と夏から秋の時期です。
この時期を乗りこえることができれば、野菜を収穫することができ、使った土を日光で乾かすことでコバエの卵を倒すことができ、土を再利用することができます。
コバエがいるなと思ったら出来るだけ早く対策をしていきましょう!!