5リットル水槽ではメダカ2匹飼育がベストだと思う理由

メダカ飼育するとき、環境が整えば1リットに対して1匹を飼育することができると言われていますが、実際に5リットル水槽でメダカ飼育をしていると、2匹がベストで多くても3匹ぐらいだと感じました。

最初は室内で2.6リットル水槽でメダカ2匹を飼育していたのですが、5リットル水槽に変えてメダカ2匹を飼育しています。

水槽に実際に入る水量を確認することが大事

私が使っている5リットル水槽(寿工芸レグラスフラットF-25S/B-LOW)に、バクテリアを安定させるための底床砂や小型ろ過装置などを設置すると、実際に入る水量は4.2リットルです。

1リットルに対して1匹飼育するのであれば、5リットル水槽だと実際に飼育できるメダカは5匹ではなく4匹になります。それ以上飼育すると一般的に過密飼育だと言われます。

ここまでの説明を聞くと、5リットル水槽で最大4匹はメダカ飼育することが可能だと思う方もいると思いますが、あくまでこまめにメンテナンスできる場合だと思います。

ペンタマニア
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5リットル水槽でメダカ2匹でよかったなと感じたことや、2匹でも大変だなということがいくつかありましたので、体験談として書きますので何かしらの参考になれば幸いです

水槽のメンテナンス回数や減らすことができる

大人メダカのサイズは、3〜4センチですが思ったよりもフンをします。

上記の写真はメダカ2匹で約2日のフンになります。

ポンプなどで底床を掃除する場合はいいのですが、底床をあまり掃除しないでフンはバクテリアの分解だけに任せる場合は、だいたい3〜4ヶ月ぐらいで底床の間にゴミがたまります。

私が使用している底床砂は6ヶ月で交換することが推奨されているので、どうしても6ヶ月は持たせたい思いから、足し水をするときに目に見えるフンをスポイトで吸い取っています。

2匹だけでもこれだけフンをしますから、1リットル1匹の考えで4匹飼育した場合は、写真の2倍のフンをするわけですから、水質が悪化しやすく、水換えの頻度や清掃の頻度を増やすことになります。

ペンタマニア
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これはあくまで個人的な意見ですが、小型水槽でも毎日メンテナンスするのは大変です。毎日は足し水だけで3〜5日に1度全体軽く掃除をするというのが、長く飼育するわけですから飼育者にも負担がかからない頻度かなと思います。

そのため5リットル水槽では2匹多くても3匹がベストかなと思うわけです。

思っていたよりも水槽の水が減る

水槽の水は蒸発するので足し水をしないと、どんどん水槽の水が減っていきます。

旅行や出張などで足し水しないで維持できるのは、5日程度が限界かなと思います。(※小型ろ過装置ピコロか使用で5日足し水なし)

とくに気温が高い夏場は室内でも水槽の水が思っていたよりも蒸発します。

メダカ2匹のフンや尿だけであれば、3分の1ほど水が減っても水質にさほど影響はないのですが、これが4匹になるとフンや尿の排出量は2倍になりますので水質も悪化しやすくなります。

そのため旅行や出張などで数日家に帰れない場合は、足し水することができないため、メダカの数を最小限で飼育したほうが水質悪化を防ぐことができ、メダカを健康に飼育できる可能性が高いです。

ストレスによる変化はない少ない

水槽を立ち上げて2ヵ月経過

飼育しているメダカの個体により性格が異なりますが、オス・メスのメダカを1匹づつ5リットル水槽で2匹飼育している環境下では、ストレスで食事をしなくなる、病気になるなどのトラブルはありませんでした。

5リットル水槽で過密飼育したことはないので、はっきりしたことは言えないのですが、水質悪化による環境変化が良くないですから、余裕がある飼育をしたほうが、何かと対応しやすいです。

メダカをどのように鑑賞したいのか

ペンタマニア
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個人的にはこの項目が一番重要だと考えています。

メダカの飼育方法には正解はなく、いろいろな意見や考え方があり、室内飼育環境や飼育している地域で事情が異なります。

環境が整っていれば1リットルに対して1匹飼育でも大丈夫と考える人もいれば、過密飼育は良くないので2リットルに1匹がベストなど意見は様々です。

最初メダカ飼育するときに、情報収集するためにYOUTUBEを見たり、ブログやサイトで調べ、1リットルのビンに1匹メダカを飼育している人、10リットル水槽で20匹飼育している人など、飼育環境は様々です。

ここでポイントになるのが、「みなさんがメダカをどのような姿を鑑賞したいのか」ということです。

ここで少し私の失敗談についてお話したいと思います。

2.6リットル水槽ではメダカ2匹は狭く感じた

ワークデスクでメダカがスイスイと泳いでいる姿を鑑賞したい、できるだけ小さい水槽でメダカを飼育したいと考え、1リットル1匹メダカを飼育できるのであれば、2.6リットルの水槽であれば2匹を飼育できると考えました。

そして2.6リットル水槽(15×15×15㌢)で、メダカ2匹を飼育したのですが私には明らかに狭く感じてしまいました。

メダカがスイスイと2回ほどヒレを動かすと、端から端まで移動できてしまいます。30日ほど飼育していたのですが、スイスイとメダカが泳いでる姿はほとんど見れませんでした。

そこで5リットル水槽を購入してメダカを移したら、2.6リットル水槽のときよりも、スイスイと泳ぐようになりました。

いま考えれば当然のことなのですが、メダカが泳ぐスペースが少なければスイスイと泳いでいる姿は見れませんし、メダカの数が多くなれば泳げるスペースは少なくなります。

水槽維持とメンテナンスの頻度も重要ですが、そもそも「みなさんがメダカをどのような姿を鑑賞したいのか」を考えてから飼育することをおすすめします。

ペンタマニア
ペンタマニア

私の場合、5リットル水槽に2匹のメダカがスイスイと泳ぐ姿がしっくりきました。

さいごに

5リットル水槽もいろいろな種類がありますが、キューブ型ではなく寿工芸レグラスフラットF-25S/B-LOW(
W250×D160×H150(5L)を使用しています。

理由はいくつかあるのですが、キューブ型水槽よりも寿工芸レグラスフラットF-25S/B-LOWの方が、水面の表面積が広いため泳ぐスペースが広い、また水槽の高さが低いことで水に触れることなくスポイトを利用して低床を掃除することができるためこの水槽を選択しました。

ろ過する砂(バクテリア定着しやすいタイプ)もいろいろあるのですが、安くてアマゾンで売れている商品を使用しています。安いから使用しておりそこまでこだわりはないです。

メダカはろ過装置がなくても飼育することができるのですが、寝室兼ワークデスクでの飼育であるため、水面に油膜がはらないように、水質安定のために少しでもいいのでろ過機能があり、音が静かなピコロカ High コンパクトを使用しています。

ピコロカのメリット・デメリットの記事を書いていますので、何かしらの参考になれば幸いです。

【長期レビュー】GEX ピコロカを使用してわかったメリット・デメリット

これ以外にも必要なものがいくつかあるのですが、ランニングコストや水槽立ち上げ費用などをまとめた記事を書く予定なのでこちらも何かしらの参考になれば幸いです。

さいごにですが、そこまで焦らなくても最初は2リットルに1匹を目安にメダカ飼育をして、飼育になれてきたりもっとメンテナンスに時間をさけるなと考えてから、メダカを増やす方法が無難だと思います。

小型水槽で飼育を考えている人はスペースの制約や住んでいる環境で小型水槽しか選べない人が多いのかなと思います。私もその1人です。

メダカの数が少なければ増やすことができますが、メダカが多すぎて過密状態になると水槽のサイズを大きくするか、新しい水槽をもう1つ購入するかしか手段がなくなってしまいます。

最初は2リットル1匹を目安にして様子をみながら自分が飼育できる環境を見極めてから、メダカの数を増やすのが個人的にはいいかな思います。