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2026年1月22日、大学入試センターは共通テストの「中間集計」を発表されました。
注目された2年目の「情報I」の平均点は59.76点でした。 昨年の最終平均点(69.26点)から、実に9.50点ものマイナスになりました。
これは、主要科目の中で大きな下落幅です。 「情報は点取り科目」という昨年の常識は、たった1年で崩れ去りました。
しかし、悲観する必要はありません。 平均点が下がったということは、「努力した人が正当に報われる試験(差がつく試験)」になったことを意味します。
適当な対策で挑んだ層が脱落した今こそ、正しい戦略を知る者にとっては最大のチャンスです。
この記事では、確定した平均点データに基づき、今年の試験の「何が受験生を絶望させたのか」を分析し、文系・プログラミング未経験者が来年の本番までの「独学完全ロードマップ」を公開します。
| ジャンル | 2025年 (昨年) | 2026年 (今年) | 変化 |
|---|---|---|---|
| 🏆全体平均点 | 69.26 | 59.76 | ⤵ -9.50 |
| 📚第1問 情報社会・知識 | 易しい | 標準 | ↘ 難化 |
| 📱第2問 デジタル技術 | 標準 | 標準 | → キープ |
| 👾第3問 プログラミング | 易しい | 難 (二重ループ) | ⚡ 激ヤバ |
| 📊第4問 データ活用 | 標準 | やや難 (外れ値) | ↘ 難化 |
※平均点は大学入試センター発表(2026/1/22中間集計)、難易度は予備校分析に基づく
一目瞭然です。 第1問・第2問は比較的耐えられましたが、後半の「第3問(プログラミング)」と「第4問(データ)」で壊滅的な失点が起きていることが分かります。
マイナス12点という数字は、この後半2つの大問によって引き起こされました。

「59.76点」という数字は、受験生にとって何を意味するのか。 問題の中身を分析すると、平均点を押し下げた明確な要因が見えてきます。
平均点が6割を切った最大の要因は「時間不足」です。 今年は知識問題である第1問・第2問から、架空の会話文や複数の資料を読み解く「長文形式」が多用されました。
「用語を知っているか」ではなく、「リード文(問題文)から条件を整理できるか」
国語(現代文)に近い論理的読解力が求められ、多くの受験生が第3問に突入する前に時間を浪費してしまいました。
第3問のプログラミング問題では、昨年に続き「二重ループ(ネスト構造)」が出題されましたが、その難易度は跳ね上がりました。
- 2025年(昨年): 比較的素直な処理で、コードを追えば解けた
- 2026年(今年): 処理の目的が複雑化し、ビット演算(2進数処理)と絡めた論理的思考が不可欠に
「なんとなくコードの雰囲気を読む」という対策で挑んだ層が、この大問で大量失点したことが、平均点を12点も押し下げた直接的な原因です。
第4問のデータ分析も、より実践的(リアル)になりました。
教科書にあるような整ったデータではなく、「外れ値(異常値)」や「欠損データ」が含まれた表をどう処理するか、という判断力が問われました。
これは大学側が、「計算マシーン」ではなく「データを正しく扱えるリテラシーのある学生」を求めているという強烈なメッセージであると捉えることも出来ます。
平均点57点という「難化」した試験で勝ち抜くには、従来の「用語暗記」だけでは不可能です。
しかし、対策のルートは明確です。以下のスケジュールで進めれば、塾なし・独学でも学べます。
| 時期 | フェーズ | やることリスト |
|---|---|---|
| 今すぐ ⬇ 3月 | 🌱 基礎インプット | 用語 & 2進法計算 ・教科書の太字チェック ・基数変換(計算)を完璧に |
| 4月 ⬇ 7月 | 🔥 プログラミング | 「トレース」特訓 ・PCを使わず紙に書く! ・変数の値を手書きで追う |
| 8月 (夏休み) | ⚔️ 過去問演習 | 2年分の過去問 ・2025/2026の本試&追試 ・時間配分(60分)の体得 |
| 9月 ⬇ 直前 | 🏁 仕上げ | 予想問題パック ・予備校の予想問題を解く ・初見問題への対応力UP |
難化した今年の問題でも、計算問題だけは裏切りませんでした。
最優先は「基数変換(2進数・10進数・16進数の計算)」です。ここを反射的に解けるようにするだけで、本番での焦りが全く違ってきます。
また、「著作権」や「個人情報保護法」などの法規・セキュリティ分野は、知っているだけで即答できる貴重な得点源です。
春休み中に教科書を一読し、太字の用語を「自分の言葉で説明できる」レベルにしておきましょう。
4月からは、今年もっとも差がついたプログラミング対策です。 ここで絶対にやってほしい勉強が「トレース(追跡)」です。
パソコンでPythonを動かす必要はありません。 ノートに「変数の箱」を描き、コードを1行読むごとに、その箱の中の数字がどう書き換わるかを手書きで記録してください。
i = 1のとき、xはどうなる?- ループして
i = 2になったら?
この地道な「手作業」こそが、今年出題された複雑なループ問題を解く唯一の鍵です。「脳内で処理せず、手を動かす」。これを徹底してください。
まずは「文字の壁」を取り払いましょう。
今の受験界で「最も売れている情報の参考書」と言えばこれです。 フルカラーの図解が豊富で、プログラミングの変数や関数を「目に見えるイメージ」で解説してくれます。
「教科書の文字が多いのは苦手」という人は、迷わずここからスタートしてください。
『きめる!共通テスト情報I』(学研プラス・岡本尚也 著)です。
平均点が下がっても安定して得点したいなら、この一冊です。解説の論理が非常に明快で、なんとなくではなく「理屈」で正解を導き出す力がつきます。
読みやすさのバランスが良く、夏までにこれを仕上げれば8割を網羅することができます。
今年も、一部会場でスマホ不正による失格ニュースがありましたが、試験で問われているのは「スマホを使う力」ではなく、「スマホの中身(仕組み)を理解する力」です。
この意識の切り替えが遅れた人ほど、50点台の壁に泣いています。
「暗記科目だから冬休みでいいや」は、社会(地歴公民)の話です。
情報は「数学」に近い科目です。論理的思考は一朝一夕では身につきません。
遅くとも高3の1学期には着手しないと、今年の二の舞になります。
情報Iの第4問(データ活用)は、数学I・Aの「データの分析」とリンクしています。
数学が苦手だからと「分散」や「相関係数」から逃げていると、情報の点数も道連れになります。セットで学習するのが最もコスパが良い方法です。
ここまで読んで、少し気が楽になりましたか? 2026年の共通テストで「情報I」は難化しました。しかし、それは「理不尽な難問」ではなく「良質な思考力問題」への進化です。
英語や数学で偏差値を10上げるには膨大な時間がかかります。 しかし、情報Iなら、正しい参考書で「トレース」の練習を積めば、3ヶ月で偏差値10アップも現実的に可能です。
「難しくなった」というニュースに怯える必要はありません。 ライバルたちが「難しそう…」と尻込みしている今こそ、スタートダッシュのチャンスです。




