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POCO X7 ProとXiaomi 15Tは同じMediatek Dimensity 8400 Ultraを搭載していますが、普段使い、ゲーム性能やカメラ性能などで実際に使っていると違いを感じます。
どちらも最小構成、POCO X7 Pro(8GB+256GB)48680円、Xiaomi 15T(12GB+256GB)64000円で比較レビューしていますので、みなさんの何かしらの参考になれば幸いです。

POCO X7 Pro:高さ:160.75mm、幅:75.24mm、厚さ:8.29mm、重量:195g
Xiaomi 15T:高さ:163.2mm幅:78.0mm、厚さ:7.50mm重量:194g
POCO X7 Proが195g、Xiaomi 15Tが194gと重さは1gしか差がはありませんが、持ったときに軽く感じるのはXiaomi 15Tです。
おそらく表面積が広いため軽く感じるのだと思います。POCO X7 ProもXiaomi 15Tも200g以下で一般的なスマホの重さです。
POCO X7 Proは背面がテカテカしているため、指紋が目立ちますしホコリやゴミなどがくっつきやすいため、ケースは必須になると思います。
Xiaomi 15Tはサラサラした素材で指紋がつかないですし、ホコリやゴミもつきにくく、ケースなしでも使うことができます。
背面素材は約1.5万円の価格差がでているなと感じます。Xiaomi 15Tの方が質感がいいです。

横幅はPOCO X7 Proが75.24mm、Xiaomi 15Tが194gが78.0mmと差は約2mmなのですが、持ったときにかなり違いを感じます。
私は手が大きい方なので、6.67インチのPOCO X7 Proも片手で操作することができますが、6.83インチのXiaomi 15Tは片手で操作するのはかなり厳しいです。
片手で操作できないことはないですが、親指を伸ばさなければいけないので指が疲れます。
入力に関しては片手操作モードでキーボードを小さくすればいいので解決できます。
一番気になるのはX(旧Twitter)や育成系ゲームで、右下をタップしたいときに片手では操作が厳しいということです。購入する前にXiaomi 15Tの実機を触ってなかったのでこれは想定外でした。
約2mmでこんなに違いがあるのかと・・・
ただ2mm広いことでメリットもあり、横画面でプレイする原神やデルタフォース、マインクラフトでは画面をより広く感じることができ、プレイしているときの没入感はあります。

ディスプレイの解像度はPOCO X7 Pro(2712 × 1220)Xiaomi 15T(2772×1280)で、共に強度の強いゴリラガラス7iが採用され、最高リフレッシュレートは120Hz、最高ピーク輝度は3200ニッツです。
Xiaomiらしい発色の良い綺麗なディスプレイで、動画視聴やゲームをプレイしてもディスプレイ性能で違いを感じることはできませんでした。
AI画像エンジンの機能も同じで、超解像度(解像度をアップスケール)AI HDR補正(明るい部分と暗い部分のディテールをより鮮明)MEMC(よりスムーズに表示)を使用することができます。

同じMediatek Dimensity 8400 Ultraを採用しているためAntutuスコアは約188万点でほぼ互角です。
当然ながらAntutuスコア計測時の発熱も同じような感じです。POCO X7 ProとXiaomi 15Tもほんのり背面が熱くなります。持てないほどではありません。
両機種とも3回計測しましたが、発熱でクラッシュすることはありませんでした。

サウンド効果の設定項目はPOCO X7 ProもXiaomi 15Tも同じです。
POCO X7 ProもXiaomi 15TもYoutubeやネットフリックなど、動画視聴したときスピーカーの音質はさほどかわりません。
格安スマホによくある音がスカスカということはありません。音のバランスは良く普段づかいでは気になりません。
ただ本格的にハイレゾ音源などで音楽鑑賞したとき、POCO X7 ProもXiaomi 15Tも低音域が弱いと感じます。
私は女性ボーカルの曲を聴くことが多いのですが、POCO X7 Proは中音域から高音域にかけて音の安定感がないと感じます。Xiaomi 15Tの方が音の安定感がありますし、POCO X7 Proよりも音の奥行きと広がりがあります。

有線イヤホンで音楽鑑賞するために必要なDACは、POCO X7 ProもXiaomi 15Tも認識します。
手元にあるiBasso Jr. MacaronとUA4は両機種とも認識します。

急速充電はPOCO X7 Proが90WでXiaomi 15Tが67Wのため、POCO X7 Proの方が性能は高いです。
もちろん性能が高い方がいいのですが、67Wも90Wも普段使いしているぶんには、そこまで気にならないというのが本音です。
Xiaomi 15Tのスマホで動画視聴して寝落ちしてしまった・・・バッテリー残量0%だから朝にすぐ急速充電67Wで25分で約50%まで充電できます。
とりあえず50%まで充電できれば朝の通勤・通学のときには困りませんし、そのあとモバイルバッテリーで充電すればいいやとなります。
ゲームメインで使用する場合、両機種ともパススルー機能はありません。バッテリー残量がなくなり「すぐにゲームをしたい」だから一刻も早く充電して欲しいと考えるとPOCO X7 Proの90Wは魅力的だと思います。

ほぼ同じです。ほとんど違いはありません。
Socが同じMediatek Dimensity 8400 Ultraを採用されているため、チューニングで違いはでると思いますが遊んでいる限り違いをそこまで感じません。
Delta Forceはやりこんでいるゲームですが、POCO X7 ProとXiaomi 15Tも高画質設定で50~60FPSで遊ぶことができます。FPS120とかにも設定はできますが動きが安定しないのであまりおすすめはしません。
原神は普段プレイしていないためテストプレイになります。最高設定ではなく高設定であれば安定して60FPSでプレイすることができます。
しかし、高設定でプレイしていると15分ぐらいで発熱のせいなのかFPSが安定しなくなります。これは最高高設定でも中設定でも同じなのですが、発熱するとFPSが安定しません。

ウマ娘はここ数年で一番やりこんでいるゲームなのですが、POCO X7 ProもXiaomi 15TもMediatekを採用しているためか、たまにページの読み込みが少し遅くなるときがあります。
それでもAntutuスコアは高いため、Pixel8・Pixel9・ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra・Poco F6proよりもスムーズには次のページに移行してくれます。
最適化されてはいないですがSocのAntutuスコア180万点のパワーでおしきっている感じです。
一番注意すべきことは、リズムゲームはxiaomiやpoco端末は苦手としているため、POCO X7 ProとXiaomi 15Tはおすすめしません。
POCO X7 Proの方がXiaomi 15Tよりも発熱はしにくです。
同じ環境でXiaomi 15Tは原神やマインクラフトをプレイすると10~15分ほどで発熱しだします。対してはPOCO X7 Proは20~25分で発熱しだします。
発熱して強制シャットダウンはないため、ある程度発熱の制御はされているのだと思います。原神とウマ娘は2時間連続でプレイしても強制シャットダウンはありませんでした。
ただ長時間プレイするのであれば、ケースをつけてプレイすることをおすすめします。持てないほどではないのですが熱いです・・・
ちなみに、ぷよぷよなどそこまでスペックを求められないゲームであれば、発熱のことは気にしなくてもいいため、ケースなしでも大丈夫です。
4K動画で撮影したとき、POCO X7 ProもXiaomi 15Tも15分ほど撮影しましたが、熱による強制シャットダウンはなく撮影することができました。
ただ10月の晴天気温25度の環境での撮影でしたので、これが夏場の30度以上の環境だとどうなるのかは検証できていません。
POCO X7 Pro:約4年で2029年2月12日まで
Xiaomi 15T:約6年で2031年9月26日まで
どちらもサポート期間は一般的な長さですが、より長く使いたい人はXiaomi 15Tの方がサポート期間が2年長いためおすすめです。
ちなみに4年に1度スマホを買い替えるのが一般的で、どちらもその条件は満たしています。

POCO X7 ProとXiaomi 15Tでもっとも大きな違いはカメラ性能です。
Xiaomi 15Tにはライカバイブランドモード(鮮やかでありながらリアルな色彩)とオーセンティックモード(美しく自然な色の表現優れた細部の再現)があり、右上のアイコンをクリックすることでモード変更することができます。
またライカ監修のフィールター数も多いです。
POCO X7 Proと比較するとXiaomi 15Tはライカ監修による撮影モード、望遠カメラ搭載、フロントカメラが1200万画素高く4K対応しています。
マクドナルドのチキンナゲットを撮影しました。


Xiaomi 15Tの方がより近くで撮影することができます。POCO X7 Proは少しピントを合わせるのが大変でした。
両機種とも何枚か撮影した中から、良さそうな写真を掲載しているのですが、POCO X7 Proは内部のAI処理のせいなのか、光の加減なのか、同じように撮影してもチキンナゲットの色合いが濃くなったり薄くなったりしていました。
Xiaomi 15Tの方が安定して同じ写真を撮ることができました。


Xiaomi 15Tはライカオーセンティックモード(自然の色を重視している)で撮影しています。POCO X7 Proはモードはないためそのまま撮影しています。
POCO X7 Proはどの写真でも同じ傾向になるのですが、色がとにかく明るく濃くなりがちです。撮影した日は曇りでそこそこ暗かったのですが、晴れの日に撮影したかと思うほど明るいです。
対してXiaomi 15Tの写真は、実際に目で見た色と同じ色合いで自然です。写真をズームしたとき葉っぱの欠けや汚れなども表現できています。
個人的な意見にはなりますが、自然な色合いで撮影することができないPOCO X7 Proはあまりおすすめできません。
準備中
・外部出力できない
・ワイヤレス充電できない
・おサイフケータイなし
・microSD非対応
・イヤホンジャックなし
※POCO X7 Proは物理sim×物理sim運用しかできませんが、Xiaomi 15Tはesim×物理sim、物理sim×物理simでの運用が可能です。
・POCO X7 Pro(8GB+256GB)48680円
・Xiaomi 15T(12GB+256GB)64000円
・価格差は15320円
細かい違いでは、POCO X7 Proは急速充電90Wでバッテリー容量が500ミリ多く、Xiaomi 15Tはesim対応などがあります。
ただもっとも重要なのは、カメラ性能を重視するのかしないのか、スマホサイズがPOCO X7 Proの6.67インチXiaomi 15Tは6.83インチというサイズの問題をどう考えるかです。
普段づかいするのであれば、カメラ性能も高くメモリーが4GB多いバランスとれているXiaomi 15Tを選択するのをおすすめします。さらに+4000円でストレージを256GBから512GBにできます。
私も512GBが欲しかったのですが、発売当時はアマゾンで人気すぎて512GBモデルが売られていなかったため、泣く泣く256GBモデルを購入しました。
普段カメラ撮影なんてほとんどしない、とにかくゲームをする人にはPOCO X7 Proをおすすめします。価格が15320円も安いですし、アマゾンセールや楽天セールのときにはさらに3000~5000円ほど安くなります。
これだけ安ければバッテリーの劣化のことを気にせずにゴリゴリゲームすることができます。
POCO X7 ProとXiaomi 15Tを約1か月ほど持ち歩いて使用していますが、Xiaomi 15Tの方がいいんですけど、正直・・・どっちでもいいかな・・・と言うのが本音です。
ごはん屋さんに言ったとき、小旅行を一度したときに撮影したときに、ライカバイブランドモードとオーセンティックモードで撮影し、やっぱXiaomi 15Tを購入して良かったとは思いました。
ただ通勤や昼休み、ネットサーフィン、動画視聴、音楽鑑賞、ゲーム、SNSで時間つぶしするときなど、POCO X7 ProとXiaomi 15Tがポケットに入っています、どっちを使いたいかと考えたときに「どっちてもいい」となってしまいます。
スマホの使い方にもよりますが、個人的にはPOCO X7 ProとXiaomi 15Tを選ぶ基準はカメラ機能を重視するか重視しないのかこの1点につきると思います。
ちなみに私はこれからXiaomi 15Tをメイン機種として使い、サブ機としてPOCO X7 Proをバッテリー劣化のことを気にせずにゴリゴリゲームしたいと考えています。
何か気づいたことがあれば追記したいと思います。





